【ネタバレ感想】映画「ザ・プレデター」映画好きなら誰もがツッコミたくなるラスト！

【ネタバレ】映画「ザ・プレデター」のラストの展開

元特殊部隊の隊員で、現在は傭兵として生計を立てているクインは、メキシコでの任務中にプレデターと宇宙船に遭遇。

仲間を殺されながらも命さながらプレデターから逃げ出す途中に、プレデターの武器を盗み、それを証拠品として自宅に郵送する。

その後、クインはプレデターを研究する組織スターゲイザーに捕まり、責任者のトレーガーの指示で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ退役軍人たちの集団・ルーニーズ特殊部隊と共に施設に送られことに。

その頃、進化生物学者で地球外生命体の研究をするドクター・ケイシーは、スターゲイザーに呼ばれ、基地に出向く。

そこで、ドクター・ケイシーはクインがメキシコで見たのと同じ、捕獲されたプレデターと対面する。

一方、クインがメキシコから送った荷物は自宅に届くが、息子のローリーがそれを開けてしまい、機械をいじってしまったことで、ほかのプレデターの宇宙船を呼び寄せてしまう。

また、それと同時にスターゲイザーに囚われていたプレデターが暴走してしまい、基地内の従業員が殺されていく中で、ドクター・ケイシーは間一髪で逃げ出し、捕獲するために麻酔銃をもってプレデターを追いかける。

周囲の異変を察知したクインは、メキシコでの仲間の仇を討つために、ルーニーズ特殊部隊を仲間に入れ、プレデターを追いかけるためにバスを奪うのであった。

紆余曲折があり、ドクター・ケイシーも仲間に加わり、息子ローリーを守るために自宅に向かうが、そこにはローリーの姿はなかった。

その頃、ローリーはいじめっ子達からわが身を守るため、プレデターの武器を発動。

その騒ぎを聞きつけクイン達はローリーを見つけることに成功するが、それと同時にプレデターが現れ、彼らを追い詰めていく。

しかし、そこにプレデターより更にでかいアルティメット・プレデターが現れ、プレデターを殺してしまう。

呆気に取られるクイン達だったが、彼らは人気のない小屋に身を隠すのであった。

また、そこでドクター・ケイシーが手に入れたプレデターの脊髄を調べたところ、アルティメット・プレデターが地球人を含めて、銀河系の様々な生物のDNAを配合して作られたことを知り、プレデターが日々、進化しているという答えを導き出す。

しかし、そこにスターゲイザーのトレーガーが現れ、クイン達を拷問し、盗んだプレデターの武器と、プレデターの宇宙船の在りかを教えるよう脅迫する。

口を割らないクイン達であったが、発達障害がゆえに記憶力がずば抜けているローリーが、プレデター語と宇宙船の在り処を知っていることがバレてしまい、捕まり連れ去られてしまう。

クイン達はローリーを再び助けるために、トレーガーの部下を倒し、ヘリを盗んでトレーガーの後を追うのであった。

そこで、トレーガー達と交戦することになったクイン達はトレーガーから衝撃の事実を知る。

実はクインがメキシコで遭遇し、殺されたプレデターは人間の味方で、プレデターが人類を滅ぼし、移住しようとしていることを伝えに来たのだ。

しかし、それを知ったほかのアルティメット・プレデターが裏切り者を追いかけ、地球に到来してしまったのである。

それと同時に先ほどクイン達が目撃したアルティメット・プレデターが現れ、クイン達を襲撃。

森に逃げるクイン達だったが、プレデターが得意とする捕食ゲームが始まる。

次々仲間が殺されていく中で、クインとドクター・ケイシー、ローリー、ルーニーズ特殊部隊の一部は生き残るが、発達障害をもったローリーがプレデターの新たな進化の鍵とみなされ、再び捕まってしまう。

生き残ったクインは逃げ出そうとするプレデターの宇宙船に忍び込み、アルティメットプレデターと交戦し、宇宙船を落とすことに成功。

ドクター・ケイシーの助けもあり、アルティメット・プレデターを殺害し、ローリーを助け出すのであった。

その後クインは軍隊に戻り、ローリーはスターゲイザーでプレデター語の解読をしていたのだが、プレデターの宇宙船から発見されたポットが研究所で暴走を始める。

そして、そこからプレデター・キラーというなのスーツが現れ、クインは「俺の新しい武器だ」と呟くのであった。

という感傷的な気分になったので、プレデターシリーズの新作「ザ・プレデター」を鑑賞してきました。

金曜日に息抜きに見るにはもってこい！でも、それ以上を求めたらダメという出来で、シリーズファンも初見の人もある程度満足して帰路につけるくらいのクオリティでしたね。

全体的な流れとしては、プレデターが地球に来て、優秀な人間たちが戦って、最後は倒して終わるという、シリーズファンを裏切らないお約束のプロット。

しかし、今作はコメディ要素強めで、個人的には全くツボらなかったけど、初見の人からしたらちょうどいい箸休めになったのではないでしょうか……！

ただ、個人的には人間がプレデタードッグを手なづけている感じがじわじわ来たし、一作目(87年版)でプレデターに惨殺されたシェーン・ブラックが本作の監督を務めていたりなど、じわり要素は多かったような気がしなくもないです(笑)

アクションは流石なもので、これに関しては文句はないです。

この手のアメリカ映画にありがちな屈強な男たちの自己犠牲パレードになんなく涙腺を刺激されたし、プレデターが得意な「ブシュ、グチョ、バリッ」といった惨殺シーンももはや快感の域に達してました。

ただ、プレデターといえばお馴染みの赤外線視点と「クワカカカカカ」という鳴き声が少なかったのが少し寂しかったですね……(残念)

シリーズファンには嬉しいサービスがてんこ盛り

2010年公開の「プレデターズ」同様、シリーズファンには嬉しいサービスがてんこ盛りだったのは評価すべき点でしたね。

シリーズファン歓喜の音楽

まずは1のオープニングでも流れる、ミステリアスながらもサバイバル感のあるサウンドトラックを惜しみもなく、ここぞというシーンで流してくれるのはかなり嬉しかったです。

やっぱ、「ターミネーター」とか「スター・ウォーズ」と一緒で、オリジナルのサントラを映画館で聴けるだけで、お金を払った甲斐があるなと思えますよね。

居酒屋のとりあえず生じゃないけど、とりあえずプレデターのサントラをしつこいくらいに流してくれた製作陣に感謝します。

過去作品を連想させるセリフ

本当に微妙ですが、過去作品を連想させるセリフが何度か出て来たのは胸熱でしたね。

「過去にプレデターは87年と97年に地球にきてる」なんてセリフは、完全に1、2を連想しているなど、シュワルツェネッガー師匠の顔が浮かびました。(マイクも忘れてないよ)

シリーズファンならピンとくるちょっとした演出

あとは、序盤や終盤のジャングルシーンや序盤で主人公マッケナの仲間が逆さ吊りで捕食されるシーンなど、お約束要素が満載なのも良かったですね、

あとは、プレデターが研究所から逃げ出して、夜の無機質な研究所内を逃げ回るシーンも2を連想できるかなと。

多分、他にもいっぱいあるんだろうけど、にわかなもんで他にもオマージュ的な演出はいっぱいあると思うんですよね。

なんか、わかった人は教えてもらうと助かります……！！

終わり方がもはやアメコミ映画だったんだが…！

映画好きなら心の中で突っ込んだと思うんだですけど、終わり方がどう考えてもアメコミ映画じゃなかったですか？？

プレデターの宇宙船から採取したポットの中から新しいスーツが出てきて、それを見た主人公がドヤ顔で「俺の新しいスーツだ！」なんて言っちゃったりして…。

これはもう完全に「アイアンマン」とか、「スパイダーマン:ホームカミング」と一緒で、続編に繋げるためのカッコつけ演出だと、斜に構えた感想を抱いてしまいました。

もしかしたら、「エイリアン」シリーズとタッグを組んで、「アベンジャーズ」や「ジャスティス・リーグ」のようにユニバースに繋げるなんてなったらもはやギャグ。

まあ、続編があるような終わり方だったんで、今後の展開やニュースに期待しておこうと思います……。