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【ネタバレ感想】「ダンケルク」戦争が主人公!!戦場を五感で体感できる傑作【解説】

2017/10/01

                          

 

 

みなさんこんにちは。下町バットマンです。

「ぼくは今日、1940年のフランス・ダンケルクに行ってきました。」

本作は間違いなく、観るのではなく体感する映画。

クリストファー・ノーラン監督は、またとんでもない作品を世に送り出してきました。

ノーラン監督の持ち味でもある人間ドラマをばっさりカットし、戦争描写を徹底的に描いた作品となっています。

とくに映画を盛り上げる「音」に関しては、ノーラン監督作品の中でナンバー1だと思っています。

この記事では、

  • 作品の概要
  • 登場人物紹介
  • ラストまでの展開/結末
  • ネタバレ感想
  • 作品解説

を紹介していきます。

 

ネタバレ全開の感想記事です。自己責任でお読みください。

 

目次

「ダンケルク」の作品概要

あらすじ

史上最大の救出作戦と言われる「ダイナモ作戦」が展開された、第2次世界大戦のダンケルクの戦いを描く。

ポーランドを侵攻し、そこから北フランスまで勢力を広げたドイツ軍は、戦車や航空機といった新兵器を用いた電撃的な戦いで英仏連合軍をフランス北部のダンケルクへと追い詰めていく。

この事態に危機感を抱いたイギリス首相のチャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士40万人の救出を命じ、1940年5月26日、軍艦はもとより、民間の船舶も総動員したダイナモ作戦が発動。戦局は奇跡的な展開を迎えることとなる。

引用:映画.com

 
 

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国 アメリカ合衆国
  • 公開年 2017年
  • 上映時間 106分
  • 配給 ワーナー・ブラザーズ映画
  • 監督 クリストファー・ノーラン
  • 脚本 クリストファー・ノーラン
  • キャストフィオン・ホワイトヘッド/トム・グリン=カーニー/ジャック・ロウデン/ハリー・スタイルズ/ケネス・ブラナー/マーク・ライアンス/キリアン・マーフィー/トム・ハーディ

監督は21世紀を代表する映画監督クリストファー・ノーラン。

これまで、「ダークナイト」や「インセプション」といった名作を世に送り出してきました。

主演を務めるのは、本作に抜擢されるまで皿洗いで生計を立てながらオーディションをうけていたフィオン・ホワイトヘッド。

また、ワン・ダイレクションで活躍し最近ソロデビューしたハリー・スタイルズやジャック・ロウデンなどの若手俳優が数多く出演。

ノーラン監督ファミリーの一員である、トム・ハーディー&キリアン・マーフィーも参加しています。

他にも、今年の12月に公開される「オリエント急行殺人事件」にも出演している、ベテラン俳優ケネス・ブラナーやマーク・ライアンスといった名優も出演しています。

 

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採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 A

 
 
こんな人におすすめ!
 
  • 戦場を体験したい方
  • CGに頼りがちなハリウッド映画に飽き飽きしている方
  • 第二次世界大戦を学びたい方
 
 

「ダンケルク」の主要登場人物

トミー/フィオン・ホワイトヘッド

ポスター/スチール写真 A4 パターン5 ダンケルク光沢プリント

本作の主人公の1人。

市街戦から逃れてきた若きイギリス兵。

好戦的な性格ではなないが、正義感は強く、仲間のためなら生死もいとわない。

最後は遊覧船に助けられ、本土へと帰還する。

 

アレックス/ハリー・スタイルズ

海で溺れているところをトミーに助けられ、共に行動するようになる。

ややエゴイストな性格で自分が助かるなら手段を選ばない。

最後はトミーと共に本土へ帰還した。

 

ファリア/トム・ハーディー

イギリス空軍の凄腕パイロット。

たくさんのドイツ戦闘機を撃ち倒していく。

最後はダンケルクに残った仲間のために敵の戦闘機を撃ち落とすも、ドイツ兵に捕まってしまう。

 

ミスター・ドーソン/マーク・ライアンス

遊覧船ムーンストーン号の船長。

海軍の呼びかけにより、息子のピーターとその友達ジョージと共に兵士を助けるためダンケルクへ向かう。

多くの兵士を助け、最後は本土へ帰還した。

 

謎の英国兵/キリアン・マーフィー

ムーンストーン号に助けられた謎の兵士。

ダンケルクの激戦に巻き込まれ、命さながら逃げてきた。

本土へは帰らず、ダンケルクへ向かおうとするミスター・ドーソンと争い、その際に息子ピーターの友達ジョージを殺してしまう。

最後は無事本土へと帰還した。

 

ボルトン海軍中佐/ケネス・ブラナー

フランス海軍の中佐。

ダンケルクの防波堤で撤退作戦の指揮を執った人物。

部下と母国のことを第一優先に考え行動していく。

撤退作戦終了後もダンケルクにのこり、部下を待った。

 

 

「ダンケルク」のラストまでの展開・結末

プロローグ

本作は、

  1. 防波堤(1週間の出来事)
  2. 海(1日の出来事)
  3. 空(1時間の出来事)

の3つのストーリーを軸に物語が展開されていきます。

防波堤、海、空がリアルタイムの同時進行で起きた出来事と勘違いしやすいですが、実際は1週間、1日、1時間とそれぞれの出来事の時間はバラバラなので、途中時系列が前後します。(ラストですべてが繋がる。)

 

 

防波堤

イギリス軍の若き兵士トミーは市街戦からなんとか逃げ延び、ダンケルクの砂浜に着く。

そこでは、40万人もの連合軍兵士(イギリス・フランス)が救出の船を待つために足止めをくらっていた。

実は数日前に、イギリスの首相チャーチルが「ダイナモ作戦」を発動し、フランスのダンケルクから撤退するよう、命令が下されていたのだ。

しかし、敵であるナチスドイツの攻撃(陸、空、海)は激しく、取り残された兵士たちは疲労仕切っていた。

トミーはアレックスなどの同胞達と共に掃海艇に乗り込むも、ドイツ軍のUボート魚雷の襲撃にあい、海に放り出されてしまう。

なんとか、砂浜まで逃げ延びたトミーたちは他の部隊と合流し、砂浜に打ち上げられた漁船をつかって脱出を図る。

しかし、そこでも敵兵の襲撃にあい、しかも船に穴が開いてしまい、沈没しかけてしまう。

トミーたちは仲間割れを起こした挙句、結局、燃油まみれの海へと再び投げ出されてしまうのであった。

 

撤退作戦「ダイナモ」を支援するため、イギリス空軍の戦闘機3機はダンケルクへと向かっていた。

ダンケルクに着く寸前に、突如現れたドイツ軍の戦闘機と遭遇し、交戦することに。

なんとかドイツ機を撃ち落とすことに成功するも、その際にエリート飛行士ファリアの機体の燃料計が故障。

また、同胞のコリンズの機体も損傷してしまい、ファリアは1人で戦闘を続けることに。

燃料計が故障してしまったため、本来は引き返さなければならないのだが、ファリアは仲間のためにダンケルクへと急ぐのであった。

 

海軍の指令をうけダンケルクの兵士達を救出しようと、一般人のミスター・ドーソンは息子のピーターとその友達のジョージと共に、保有する遊覧船ムーンストーン号へ乗り込む。

ダンケルクへ向かう途中、海に取り残された謎の英国兵士を救出するが、彼はひどいショック状態で、ダンケルクへ向かうをことを拒絶し、英国へ戻るよう命令する。

しかし、ドーソンもダンケルクへ向かう意思を曲げず、2人は言い争いになってしまう。

その際に英国兵士はジョージを突き飛ばしてしまい、彼は重症を負ってしまう。それを機に英国兵士は黙り込むのであった。

結局ドーソンはダンケルクへ向かうことを決意し、海の上を進んでいくのだが、そこで飛行機が損傷し不時着したコリンズと出会う。

彼を救出したドーソンたちはドイツ軍の攻撃を避け、目的地のダンケルクへと急ぐのであった。

 

結末

燃油まみれの海に放り出されたトミーたちは助けを求めるも、そこにドイツ軍の戦闘機が現れ、攻撃を開始する。

絶体絶命の危機に瀕するが、そこにイギリス空軍のファリアが訪れ、ドイツ機を迎撃することに成功する。

また、運良くミスター・ドーソンが運航するムーンストーン号も到着し、海で溺れたイギリス兵たちを救出していく。

燃油の引火トラブルに巻き込まれながらも、トミーとアレックスはムーンストーン号に救出され、なんとか本土へ帰ることに成功する。

一方、ダンケルクにもたくさんの漁船や民間船が救助に駆けつけ、約33万人もの連合軍兵士たちが撤退に成功するのであった。

しかし、仲間を助けるために飛行機の燃料を使い切ってしまったファリアは、不時着に成功するもドイツ軍に捕まってしまうのであった。

そして、トミーとアレックスは本土へと向かう列車の中で、帰還した喜びと逃げてきた罪悪感が入り混じった、複雑な心境で帰路にたつのであった。

 

 

【ネタバレ】「ダンケルク」の感想

【全体の感想】戦場にいってきました

ポスター/スチール 写真 A4 パターン1 ダンケルク(原題) 光沢プリント

「ぼくは今日、1940年のフランスダンケルクに行ってきました。」

この作品は観るのではなく、体感する作品で映像、音に関してはノーラン作品の中でナンバー1だと断言できます。

また、従来のノーラン作品や戦争映画にありがちな人間ドラマを丸々カットし、主人公を「人」ではなく「戦争」そのものにした点も印象深かったですね。

ノーラン監督といえば、「哀しみ、憎しみ、トラウマ、怠惰」といった人間の負の感情を描くのがいやらしいほど上手く、また主人公を徹底的に追い込むのが大好きなドS監督。

しかし、本作はそんなノーランドラマをばっさりカットし、ダンケルクで起こったありのままの出来事を中心に物語が進んでいきます。

余分なセリフもほとんどなく、映像と音、そして役者の表情だけで戦争を表現していました。

そのため、ノーランファンの方はしっくりこないかもしれませんね。

「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」といったように、人間の営みを軸に物語を展開していた従来のノーラン作品とは違った作風なので。

ただ、ぼくはだいぶ満足できましたよ。

元々、激しい戦闘だけを繰り広げる戦争映画は大好きだし、戦争を劇的な綺麗事として描かなかったノーラン監督の脚本も素晴らしかったです。

「目を背けたくなるような映画ではなく、思わず拳を握りしめてしまう映画を撮りたかった」とインタビューで答えたノーラン監督の真意を理解できたように感じます。

 

 

戦うのではなく、逃げる戦争映画

ポスター/スチール写真 A4 パターン2 ダンケルク光沢プリント

本作は、ダンケルクに追い込まれた40万人のイギリス・フランス連合軍が、ナチスドイツの攻撃をかいくぐり、本土へ撤退するといった内容。

要するに戦うのではなく、逃げる戦争映画なのです。

斬新であり、シンプルでもあるので、従来のノーラン作品のように「難しい!」とはならないし、シンプルに戦争の恐怖と緊迫感を体感することができます。

そのため、常にネガティヴな感情が渦巻くからか、通常の戦争映画よりも「生」への執着を感じとることができ、またぼくも含め、現代人にはこの「生」への執着が足りないなと思いました。

「平和ボケした若者!」とのたまう、既得利権を手放さないジジババのようなことを言っていますが、人ではなく、戦争の状況描写を徹底的に描いた本作だからこそ、生への執着心が湧いてきたのも事実。

戦場から帰ってきたような幸福感と重圧をかんじとれる、斬新的な名作です。

 

 

映画の枠を超えた音と映像

本作のもっとも素晴らしいポイントは各方面で言われているように、映画の枠を超えた「音」と「映像」。

序盤で主人公のトミーと仲間が敵兵に襲撃されるシーンがあるのですが、の時の銃声は本当に生々しく、後ろで誰か銃を発砲しているのかと勘違いするほど、リアルです。

敵の爆撃機が迫ってくるシーンでは、スクリーンの中の登場人物たち同様、「本当に殺される!」と鬼気迫る恐怖をかんじましたからね。

  • 飛行機の轟音
  • 銃撃音
  • 断末魔

1つ1つの音があまりにもリアルすぎて、体中の臓器がプルプルと震えしまいました。

本当にぼくは今日ダンケルクに行ってきたんだなと実感しています。

映像に関しても、いままでのノーラン作品同様、その圧倒的すぎるビジュアルには申し分ありません。

巷では「VRを超えた」ともいわれていますが、それは決して大げさな表現ではないと思います。

 

 

ハンス・ジマーが手掛ける音楽・BGMもやっぱり凄かった

 

これまで「パイレーツ・オブ・カリビアン」をはじめ、様々なハリウッド大作の音楽を制作してきたハンス・ジマーですが、本作でもその才能は十二分に発揮されていました。

ハンスの制作する音楽って、本当にその作品の雰囲気にピタッとハマるんですよね。

「ダークナイト」の音楽なんか、ハマりすぎていて引くくらい。

本作では、時計の針の「カチカチカチカチ」という音や、耳障りの悪いバイオリンの音がBGMの1つとして使われており、これがまた時の流れが早い過酷な戦場にぴったりなんですよね。

この音楽のおかげで、常に銃口を突きつけられているような気持ちの悪い緊張感がうまれ、一時も現実に戻ることはありませんでした。

また、戦場とかけ離れた瞬間に時計の針のカチカチ音が止まる演出もよかったです。

やっぱり本作のキーワードは「音」ですね。

 

できればIMAXで鑑賞してほしい!

 

地域によっては難しいかもしれませんが、できればIMAXで見て欲しい。

すでに鑑賞した人も、IMAXでおかわりをしていただきたいです。

映画コメンテーター有村昆さんをはじめ、様々なライターさんやブロガーさんがいっているように、IMAXで見た方がより没入感を味わうことができます。

ぼくは、実験も兼ねて、

  1. 普通サイズのスクリーン
  2. TCX(普通のスクリーンサイズよりも120%拡大)
  3. IMAX(tohoシネマズの最大級のスクリーンと至高のサウンド)

3つのスクリーンで鑑賞したのですが、IMAXは圧倒的でした。

ノーラン監督はIMAXフィルムで映画を撮影した第一人者で、本作もIMAXフィルムで撮影されており、彼の力量と才能を十二分に体感することができます。

 

とくに、飛行シーンと海を一望するシーンの奥行きや没入感は桁違い!

お金に余裕がある方は、ノーランが作り出した最高級の映画体験をIMAXで楽しんで見てください。

 

 

 

【ネタバレ】「ダンケルク」の作品解説

実際にあった撤退劇「ダンケルクの戦い」とは?

ダンケルクの戦い(ダンケルクのたたかい、仏: Bataille de Dunkerque, 英: Battle of Dunkirk)は、第二次世界大戦の西部戦線における戦闘の一つで、ドイツ軍のフランス侵攻の1940年5月24日から6月4日の間に起こった戦闘である。輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員した史上最大の撤退作戦。

引用:wikipedia

 

ダンケルクの戦いとは、第二次世界大戦中の1940年に実際にあった戦いで、正確には「ダイナモ作戦」といわれた連合国(イギリス・フランス軍)の撤退劇です。

また、ダンケルクとはフランスの港町の名前。

枢軸国のドイツが連合軍(イギリス・フランスなど)を追い込みんだ地です。

彼らはナチスドイツに包囲されながらも、力を合わせてダンケルクから切り抜けたのでした。

手っ取り早く知るには、上記動画の林先生の講座を聞くのが一番です。

「ダンケルク・スピリット」はいい響きですね。

やっぱり、分かりやすい!

 

 

そもそもなぜ連合軍はダンケルクに追い込まれたのか?

マンガでわかるシリーズ 第二次世界大戦

そもそも、第二次世界大戦はポーランドに侵攻したドイツ軍(ナチス)にイギリスとフランス(以下連合国)が宣戦布告したため、はじまりました。

同盟国だったドイツが好き勝手やり始めたので、イギリス側はブチ切れたのです。

そこからの流れは以下になります。

 

1,イギリスはフランスに陸軍の遠征軍を派遣。英仏合わせ総兵力が40万を超す。

2,そのうちドイツ軍はノルウェー、スウェーデン、ベルギー、オランダ、フランスに侵攻。

3,連合国はベルギーでの迎撃戦作戦「Dプラン」を発動し、防御を固める。

4,しかし、ドイツ軍をその裏をかき、防衛線を引いた連合軍の背後を遮断。

5,その後、ドイツは更に「袋のネズミ」にするために、急進撃を繰り返す。

6,結果、連合軍は逃げ道を無くし、ダンケルクへ追い込まれてしまった。

 

最終的にはダイナモ作戦が実行され、イギリス兵役20万人とフランス兵約15万人が海路をつかって撤退しました。

 

ダンケルクから脱出した連合軍は、あの後どうなった?

ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン3 ダンケルク光沢プリント

史実通りにいくと、その後連合軍は、

撤退劇の直後、ドイツ軍がフランスの防衛戦(マジノ線)を突破し、パリに進行。領土を半分奪う。

ドイツ軍は次にイギリスへ進行するも、イギリスはそれを回避し上陸を阻止する。

ヒトラーは作戦を変えドイツ軍がバルカン侵攻を行い、またソ連を裏切ったことで、独ソ戦が勃発。

その一方で太平洋戦争をきっかけに、中立の立場にいたアメリカが連合軍と同盟を結ぶ。

 

ここから先はみなさんも知っているように、徐々に連合軍が勢いをつけ、枢軸国(ドイツ、日本など)は敗戦を喫しました。

ちなみに今年公開されたブラッド・ピット主演の「マリアンヌ」では、その後のイギリス本土の様子を細かく知ることができます。

空襲が頻繁にあったり、街中にナチスドイツのスパイが潜んでいたりと、当時の恐ろしい情勢が描かれています。

また、「ハイドリヒを撃て!ナチの野獣暗殺計画」では、ドイツ軍に侵略された当時のチェコの様子が描かれており、謎の英国兵を演じたキリアン・マーフィーが大活躍。

ストーリー性は「ダンケルク」より優れており、祖国を取り戻すために奮闘した男たちの勇姿を描いています。

終戦間際の沖縄戦を題材にした「ハクソー・リッジ」しかり、今年は戦争映画が豊作ですね。

 

 

「ダンケルク」のトリビア

「冒頭で空軍部隊に指令を出している声は、ノーラン作品常連のマイケル・ケイン」

「ロケ地はフランスのダンケルク。しかもダイナモ作戦が実際に決行された5月27日〜6月4日の間に撮影が行われた」

「防波堤はCGではなく、実際に美術スタッフによって作られた」

「戦闘機や船の一部は、実際に1940年に使用されていたもの(スピット・ファイアなど)」

「終盤のシーンで毛布を配っていた盲目の老人は、ノーラン監督の叔父ジョン・ノーラン」

「40万の兵士を演出するためにエキストラを1500人集め、足りない分は段ボールを兵士の形に切り取り、補った」

「最後にファリアが戦闘機(スピットファイヤ)を燃やしたのは、敵(ドイツ軍)の戦力になるのを防ぐため」

「当時のイギリス軍を完璧に再現するべく、戦闘服は完全な手作りで、演者は靴紐の結び方まで指定された」

「ノーラン監督のギャラは2億ドル(約200億円)と興行収入の20%」

 

 

「ダンケルク」の用語解説

スーパーマリン・スピットファイア

劇中でもっとも活躍したイギリス空軍の戦闘機。ロールスロイス性のエンジンを積んでいる。

空中での格闘戦に優れており、日本が誇る零戦との戦闘経験もある。

イギリス空軍は他にも、ホーカー・ハリケーン(名前だけ登場)、ブリストル・プレニムといった戦闘機を投入し、ドイツ軍と戦っていた。

空中での戦闘シーンは一切CGを使用することなく、保管されていた当時のスピットファイアを購入し、そこにカメラを固定して撮影した。

 

 

メッサーシュミットMe109

ドイツ軍の主力戦闘機。戦闘能力は低いが、スピード性に優れている。

劇中には他にも、スツーカ、ユンカースju87、ハインケルHe111といった爆撃機が登場。

とくにスツーカのサイレン音は忠実に再現されており、急降下する際の「ウォォォォン」という効果音は当時「ジェリコのラッパ」と呼ばれ、恐れられていた。

 

 

Uボート

ドイツ軍の潜水艦。

水面下で行動できるため敵に発見されにくく、搭載した魚雷で連合国の駆逐艦や掃海艇を撃墜していった。

 

 

「ダンケルク」制作に影響を与えた作品

西部戦線異状なし [Blu-ray]

クリストファー・ノーラン監督は、本作を制作するにあたって以下の作品に影響を受けたとインタビューで答えていました。

  • 西部戦線異状なし
  • アルジェの戦い
  • グリード
  • サンライズ
  • 恐怖の報酬
  • ライアンの娘
  • 炎のランナー
  • 海外特派員
  • エイリアン
  • スピード
  • アンストッパブル

ノーラン監督は、「ダンケルク」の公開に合わせロンドンで上記の作品をすべて上映しました。

とくに感情移入的、物語中心的な要素を排除した戦争映画「西部戦線異状なし」にはかなり影響をうけたそうです。

本作をより理解したい方は、鑑賞してみてください。

 

【ラストシーン】主人公のトミーが苦い顔をした理由

ラストの電車のシーンで同胞のアレックスが喜ぶ中、主人公のトミーは苦い顔をし、そこで映画は幕を閉じました。

なぜトミーは過酷なフランスの北海から帰還したのに、喜ばなかったのでしょうか?

それは彼が正義感の塊だからです。

本作は人間ドラマを排除し、英雄をあえて大々的に描いていないので分かりづらいですが、トミーは非常に正義感の強い男です。

序盤では同胞のギブソンが死体を埋めているのを見て手伝っていたし、ギブソンがフランス人だと分かり、船から追い出されそうになっときは全力で庇っていました。

また、アレックスと出会ったきっかけも、トミーが溺れている彼を助けたからです。

このようにトミーは正義感が強く、国民のためになら命を捨てる覚悟もあったのでしょう。

しかし、実際はダンケルクでひたすら逃げていただけで、国民から祝福されることは何もしていません。

それどころか、最後は一般人に助けられる始末。

トミーは無事帰還できたものの、何もできなかった自分を恥じたために、ラストであのような苦い顔をしたのでしょう。

 

 

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