みなさんこんにちは。下町バットマンです。
映画に少しでも興味があるなら、クリストファー・ノーランという映画監督の名前を一度は聞いたことがあるかと思います。
ハリウッドを代表するヒットメーカーであり、21世紀を代表する映画監督といっても過言ではないでしょう。
これまで、
- ダークナイト
- インセプション
- インターステラー
といった名作を世に送り出してきました。
ぼくが映画好きになるきっかけを与えてくれた人物でもあり、「ダークナイト」をはじめて鑑賞して以来、ぼくはノーラン監督作品の虜となり、一時期は取り憑かれたように彼の作品を鑑賞していました。
原作やCGに頼りがちな映画業界に一石を投じ続けている、数少ない映画監督なのは間違いないでしょう。
2017年9月9日にノーラン監督の新作「ダンケルク」が公開されということで、今回はノーラン監督のすべてを紹介していきます。
ここでは、
- クリストファー・ノーラン監督の詳細
- クリストファー・ノーラン監督作品の特徴
- クリストファー・ノーラン監督作品ランキング・ベスト10
を紹介していきます。
この記事をきっかけに1人でもノーランファンが増えれば幸いです。
目次
クリストファー・ノーランの詳細
(Christopher Nolan, 1970年7月30日-)は、イギリス出身の映画監督・映画プロデューサー・脚本家。
引用:Wikipedia
世界中に多くのファンとアンチをもつことで有名な21世紀を代表する天才映画監督、それがクリストファー・ノーラン。
元々は小説家を目指していたノーラン監督ですが、いまではハリウッド映画界を代表する巨匠となりました。
彼のファンはノーラニスト(ノーラン主義者)といわれており、地元アメリカでは神のように崇めているファンも多く存在します。
また、ノーラン監督は仕事のサイクルが早いことで有名で、1998年に制作されたデビュー作「フォロウィング」から現在にいたるまでの約20年間の間に、監督作品・制作合わせ13本もの作品に携わっています。
- フォロウィング (1998年 監督作品)
- メメント (2000年 監督作品)
- インソムニア (2002年 監督作品)
- バットマン ビギンズ (2005年 監督作品)
- プレステージ (2006年 監督作品)
- ダークナイト (2008年 監督作品)
- インセプション (2010年 監督作品)
- ダークナイト ライジング (2012年 監督作品)
- マン・オブ・スティール (2013年 制作/原案)
- トランセンデンス (2014年 制作総指揮)
- インターステラー (2014年 監督作品)
- バットマンVSスーパマン ジャスティスの誕生 (2016年 制作総指揮)
- ダンケルク (2017年 監督作品)
ノーラン監督のように、大作映画を手がける監督というのは本来、4〜5年のスパンで映画を制作していくものですが、ノーラン監督は平均的に2年という短期間で映画をつくっていきます。
そのくせ監督作品はどれもヒット作ばかりなので、彼がどれだけ優秀で非凡なのかはなんとなく理解していただけたかと思います。
クリストファー・ノーラン監督作品の特徴
- 重厚でシリアスな作風
- 劇中の時系列がバラバラで複雑
- 細かなところまで徹底的にこだわり抜かれた脚本
- ダイナミックで独創的な撮影手法
- 極力CGに頼らず、実写にこだわる
ノーラン監督作品の特徴といえば数多くありますが、特に撮影手法が独特なのは有名な話。
デジタル撮影が主流となっている現代の映画業界において、IMAX70mmフィルムでの撮影をつらぬいているのです。(IMAXフィルム撮影の第一人者でもあります)
IMAXフィルムとは従来の映画で使用されるフィルムよりも、大きなサイズで撮影すること。
ようするに、このフィルムを使えば通常の映画では体感できない、ダイナミックで鮮明な映像を体感できるのです。
(ダークナイトの撮影の際には、白熱するあまり当時世界に数台しかなかったIMAXカメラを壊してしまったのは有名な話)
また、極力CGに頼らず、実写映像にこだわることでも有名で、
「巨大トラックを縦に横転させる(ダークナイト)」
「病院を建設し壮大に爆破(ダークナイト)」
「空中で飛行機を解体(ダークナイト ライジング)」
「巨大な地下刑務所を建設(ダークナイト ライジング)」
「何百人という警官と悪党をエキストラで雇い、実際に乱闘させる(ダークナイト ライジング)」
「飛行機の先端にIMAXカメラを取り付け成層圏までいき、宇宙の映像を撮影(インターステラー)」
「宇宙船を製作(インターステラー)」
「60万坪の畑を耕し、実際にトウモロコシを育てる(インターステラー)」
このように極力CGに頼らず、細かな迫真性と臨場感を表現するために、実際になんでも作ってしまうのが、クリストファー・ノーラン監督なのです。
(こちらはインターステラーのメイキング映像。ノーラン監督の創意工夫が伝わってきます。)
アクション描写が下手、情報量が多すぎる、脚本に穴があるといった欠点もありますが、今回は割愛します。
クリストファー・ノーラン監督作品ランキング・ベスト10
第1位 ダークナイト
- 公開年 2008年
- 上映時間 152分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン/ジョナサン・ノーラン
- キャスト クリスチャン・ベール/ヒース・レジャー/アーロン・エッカート/ゲイリー・オールドマン
ぼくが映画好きになるきっかけになった名作です。
孤高のヒーローバットマンとサイコパスな悪役ジョーカーの対決を描いており、アクションやCGではなく、人間心理やドラマに焦点をあてた異色のヒーロー映画。
「ヒーロー映画とは思えないほどシリアスで哀しいストーリー」
「自己犠牲を払い続けるバットマン」
「自分の生涯をかけて悪役ジョーカーを演じ、撮影後に亡くなったヒース・レジャー」
「作風にピタッとはまった壮大な音楽」
「スペクタクル過ぎておもわず息を呑む実写映像」
褒めるところしかない、完璧な大作です。
ノーラン作品をみるなら、まずは本作から鑑賞してみて下さい。
第2位 インセプション
- 公開年 2010年
- 上映時間 148分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン
- キャスト クリストファー・ノーラン/ジョセフ・ゴードン=レヴィッド/渡辺謙/トム・ハーディ/マリオン・コティヤール/エレン・ペイジ
練りに練られた奥深い脚本と、目が点になるほどの壮大な映像美で世界をアッといわせた名作。
レオナルド・ディカプリオをはじめ、「(500日)のサマー」で知られるジョゼフ・ゴードン・レヴィットや「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で主演を演じたトムハーディなど、名優達が出演。
また、日本からは世界の渡辺謙が参加しており、とてつもなく豪華なキャストが集結しています。
人の夢の中に入りこみ情報を抜き出す産業スパイの主人公が、実質不可能といわれている不可能なミッションに挑むといった内容。
夢を題材にしている作品であり、夢の中の夢の中の夢の中のそのまた……といったように構成が非常に複雑なため、難しいという意見もありまず、見ごたえは十分にあります。
この映画の素晴らしいところは、難しいのに中毒性のある要素が満載のため、2回、3回とおかわりしたくなるところ。
ただ難しいだけではなく、主人公の儚いトラウマを軸にした人間ドラマや臨場感あるアクションシーン堪能することができ、時間を忘れてたのしむことができる一作なんです。
実際ぼくは本作を6回も鑑賞してしまいました。
第3位 ダークナイト ライジング
- 公開年 2012年
- 上映時間 164分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 ジョナサン・ノーラン/クリストファー・ノーラン
- キャスト クリスチャン・ベール/トム・ハーディ/アン・ハサウェイ/マリオン・コティヤール/ゲイリー・オールドマン
ダークナイトの続編であり、シリーズ最終章。
バットマンのカムバックと新たな宿敵ベインの対決を軸に、ゴッサムシティに訪れる恐怖を徹底的に描いた内容になっています。
序盤のCGなしで撮られた飛行機の解体シーンと脱出シーンは、映画史に残る名シーンで、この時点で本作が名作であることを確信させられます。
バットマンの苦悩や弱さなど、ヒーローの陰の部分を徹底的に描いた脚本と悪役ベインの圧倒的な強さに、映画館で恐怖を覚えたのはいまでも記憶に新しいです。
アメコミ映画ということを忘れさせるほど、シリアスでリアリティを重視していますが、「ダークナイト」を楽しめた方は本作も全力で楽しめるでしょう。
キャット・ウーマンを演じたアン・ハサウェイの美貌にも注目。
第4位 ダンケルク
- 公開年 2017年
- 上映時間 106分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン
- キャスト フィン・ホワイトヘッド/トム・ハーディー/キリアン・マーフィー/マーク・ライランス/ケネス・ブラナー
本作は観るのではなく体感する映画。
「没入感」を十二分に体感することができます。
クリストファー・ノーラン監督は、またとんでもない作品を世に送り出してきました。
ノーラン監督の持ち味でもある人間ドラマをばっさりカットし、戦争描写を徹底的に描いた作品となっています。
とくに映画を盛り上げている「音」に関しては、ノーラン監督作品の中でナンバー1でしょう。
第5位 インターステラー
- 公開年 2014年
- 上映時間 169分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 ジョナサン・ノーラン
- キャスト マシュー・マコノヒー/アン・ハサウェイ/ジェシカ・チャステイン/マイケル・ケイン
いまでも本作を初めて見たときの神秘体験と感動は鮮明に覚えています。
親子愛と神秘が詰まった宇宙をテーマにした大作で、ノーラン作品史上最も壮大で美しい志向の一本。
とにかく映像が素晴らしいです。
あのスティーブン・スピルバーグから引き継いだ作品ということもあって、涙必須のヒューマンドラマも堪能でき、ノーラン監督の新たな一面を覗ける作品でもあります。
映像と同様、「そもそも宇宙とは?」「愛とは?」といった哲学に踏み込んだ壮大なテーマには、多くの人が考えさせられ、1週間は頭から離れないでしょう。
しかし、いたるところに複線が仕掛けられており、本作も一回見ただけでは到底理解できません。
また、ブラックホールや四次元など、宇宙や理論物理学に関する専門知識がないとついていけない不親切な演出があるのでこの順位にしました。
第6位 フォロウィング
- 公開年 1998年
- 上映時間 70分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン
- キャスト ジェレミー・セオボルド/アレックス・ハウ/ルーシー・ラッセル
ノーラン監督のデビュー作。
予算が限られていたため、映像は白黒。しかも、ノーラン監督が監督・脚本・編集・製作・撮影をすべて1人で手がけたにもかかわらず、思わず唸ってしまうほど問答無用に面白いです。
お金がなくても名作は生まれるということを体現した良作。
作家の主人公がネタ集めのために、見知らぬ人を尾行し始めたことで巻き起こる事件を描いたサスペンフルな人間ドラマ。
時系列がバラバラのため一見難しくかんじますが、集中すればきちんとついていくことができ、二重、三重と続くどんでん返しには、ついつい驚きの声を上げてしまうでしょう。
ノーラニストであればあるほど、のめり込むことができるはずです。
1つ気になったのは、主人公の部屋のドアにバットマンのステッカーが貼ってあるシーン。
あれは「ダークナイトトリロジー」への布石だったのではないかと、考察します。
第7位 バットマン ビギンズ
- 公開年 2005年
- 上映時間 140分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン/デビッド・S・ゴイヤー
- キャスト クリスチャン・ベール/リーアム・ニーソン/マイケル・ケイン/モーガン・フリーマン/ゲイリー・オールドマン/渡辺謙
バットマンもといブルース・ウェインの出生と誕生を描いた、「ダークナイトシリーズ」の記念すべき一作目。
1位の「ダークナイト」は本作を観なくても十分楽しめますが、シリーズをより理解したい方は鑑賞必須です。
ノンフィクションかと勘違いするほど、ヒーローのリアルを徹底的に追求しており、アメコミ映画の常識をぶっ壊したダーク性のある脚本と世界観は素晴らしいの一言。
バットマンが暗闇で誕生するシーンや、バットモービルといった武器を駆使し、1人で敵と対峙していくハードボイルドアクションもたまらなくカッコいいです。
ノーラン監督は人間の闇やトラウマを描くのがいやらしいほど上手いので、ウルっとしてしまうシーンも多々ありました。
本作にも渡辺謙が出演しています。
第8位 メメント
- 公開年 2000年
- 上映時間 113分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン
キャスト ガイ・ピアース/キャリー=アン・モス/ジョー・パントリアーノ
ノーラン監督を一躍スターダムにのし上げた名作中の名作であり、時系列バラバラ系映画の代表作でもあります。
妻を殺され記憶生涯になった主人公が、復讐のために刺青とわずかな情報を武器に、犯人を捜索するといった内容。
通常の映画が1〜10のように進んでいくなら、本作は9、2、7、4….10と時系列がバラバラでしかも過去と現在を行き来するため、視聴者の記憶力と理解力がかなり試されます。
また、主人公の体に彫られたタトゥーや随所で出てくる写真やメモが物語のヒントとなるため、ミステリーや推理モノが好きな方は作品にのめり込めるでしょう。
唯一ノーラン監督作品のなかで理解できなかった作品で、尚且つ感性もハマらなかったのでぼくは満足できませんでした。
第9位 プレステージ
- 公開年 2006年
- 上映時間 130分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 クリストファー・ノーラン/ジョナサン・ノーラン
- キャスト ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベール/マイケル・ケイン/スカーレット・ヨハンソン
「X-MEN」のウルヴァリンでお馴染みのヒュー・ジャックマン、「ダークナイト」のクリスチャン・ベール、「アベンジャーズ」のスカーレット・ヨハンソンなど、豪華なキャストが集結したミステリー作品。
腕の立つマジシャン同士の熾烈な戦いを描いており、静かながらもノーラン監督節がきいた作品になっています。
マジックを題材にしているだけあった、いたるところにトリックやヒントが隠されており、どんでん返しのラストを全力で理解するためにも、体調のいい時に集中して鑑賞してみてください。
また、徐々に不穏になっていく世界観と唐突なSF展開にも注目。
第10位 インソムニア
- 公開年 2002年
- 上映時間 119分
- 監督 クリストファー・ノーラン
- 脚本 ヒラリー・サイツ
- キャスト アル・パチーノ/ヒラリー・スワンク/モーラー・ティアニー/マーティン・ドノヴァン
最下位になってしまいましたが、決してつまらない訳ではなく、むしろ見ごたえ十分の濃厚なミステリー作品です。
違法捜査をしてでも犯人を逮捕することに命をかけている敏腕刑事が、白夜の町で起こった恐ろしい殺人事件の謎を解決していくといった内容。
ノーラン監督作品のなかで最も陰鬱で猟奇的な作品であり、見終わったあとはどっと疲れ、焦燥感に襲われます。
主演のアル・パチーノが不眠症をきっかけに徐々に廃人と化していく主人公を見事演じきっており、シリアスな本作にピタッとハマっていました。
突如姿をあらわす犯人の動機とその配役にも注目してみて下さい。
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