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【ネタバレ感想】「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」まさかのラスト!巨匠の力作!

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みなさんこんにちは。シタマチです。(下町バットマンから改名)

スピルバーグ×メリル・ストリープ×トム・ハンクスという、アカデミー賞しか狙っていない「ペンタゴン・ペーパーズ」を鑑賞。

前半は陰気臭い政治ドラマが展開していくため帰りそうになりましたが、後半の怒涛の展開にアドレナリンが止まらなくなり、結果楽しめました。

実話ベースの作品ですが、スピルバーグのキャストの扱い方と脚色が素晴らしいため、エンタメ性も抜群。

仕事帰りに一人で映画館に立ち寄って鑑賞するにはもってこいの作品です。

この記事では、

  • 作品の概要
  • 登場人物紹介
  • ラストの展開 
  • ネタバレ感想
  • ラストの解説

を紹介していきます。

ここからネタバレ全開になります。自己責任でお読みください。

 

【ノミネート記念!】「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」第90回アカデミー賞で2部門ノミネート!

引用:Twitter

本作「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」は第90回アカデミー賞で、

  • 作品賞
  • 主演女優賞

の2部門でノミネートされました。

惜しくも受賞は逃しましたが、ノミネートおめでとうございます。

今年度のアカデミー賞作品に関しては、一部の作品のみ感想を書いているので、映画鑑賞の参考にしてみてください。

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の作品概要

あらすじ

ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく立ち上がった実在の人物たちを描いた。

71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在を、ニューヨーク・タイムズがスクープする。

ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙の発行人キャサリン・グラハムは、部下で編集主幹のベン・ブラッドリーらとともに、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と戦うため、ニューヨーク・タイムズと時に争いながら連携し真実を世に出すため奮闘する。

引用:映画.com

 
 

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国 アメリカ合衆国
  • 公開年 2018年
  • 上映時間 116分
  • 配給 東宝東和
  • 監督・脚本 スティーブン・スピルバーグ
  • 脚本 リズ・ハンナ/ジョシュ・シンガー
  • キャスト メリル・ストリープ/トム・ハンクス/サラ・ポールソン/アリソン・ブリー

監督は「E.T.」や「インディ・ジョーンズ」で知られる巨匠スティーブン・スピルバーグ。

主演を務めるのは、オスカー女優のメリル・ストリープとこれまたオスカー俳優のトム・ハンクスです。

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
 

採点 B

 
 

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の主要登場人物

キャサリン・グラハム/メリル・ストリープ

ワシントン・ポストの社主。

自殺した夫から会社を引き継ぐが、自身は経営の素人のため部活が言うことを聞かず、葛藤していた。

そんな中で編集長のベンがベトナム戦争に関する最高機密文書を入手する。

最後は政府の圧力に負けず、最高機密文書を紙面に掲載し、政府の陰謀を暴いた。

ベン・ブラッドリー/トム・ハンクス

ワシントン・ポストの編集長。

記事のためなら何でもする過激な男のため、海賊と呼ばれている。

最高機密文書を入手した際は、世間に真実を伝えるためにキャサリンを説得。

結果、政府の陰謀を暴くことに成功する。

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のラストの展開

舞台はベトナム戦争が激化していた1971年のニクソン政権下のアメリカ。

ニクソン大統領は選挙前にベトナム戦争を終わらせることを公約に当選したが、現状は泥沼状態だった。

その頃、研究員のダニエル・エルズバーグは、政府に依頼されベトナム戦争の研究を行っていた。

しかし、現地に出向いたエルズバーグはその悲惨な状況に疑問を抱くようになる。

そして、約20年間国民に嘘をつき、勝てる見込みのないベトナム戦争を続けているアメリカ政府の真実を知り、それをリークするため研究所からペンタゴン・ペパーズ(最高機密文書)を持ち出す。

このレポートには、政府が負けると分かっていながらも、国民を欺きベトナム戦争を続けているという内容が書かれていたのである。

一方、ワシントン・ポストのオーナーである、キャサリン・グラハムは自殺した夫から引き継いだ会社を大きくすべく、新規公開株の発表に追われて悩んでいた。

新規公開株を発表すれば、ローカル紙から脱却し、会社を大きくできる可能性があるが、その代わり、一族で代々守ってきた経営権が他人に移ってしまうのではないかと、不安を抱えていたのである。

また、経営の素人であるキャサリンの言うことを聞かない役員や部下の態度も悩みの種の1つであった。

そんな中でニューヨーク・タイムズがペンタゴン・ペーパーズ(最高機密文書)を入手し、アメリカ政府が長年に渡って国民を欺き、ベトナム戦争を行なっていたことを記事にする。

しかし、ニクソン大統領が直接ニューヨーク・タイムズを告訴したことで、ニューヨーク・タイムズは裁判所から記事の差しどめ命令を食らってしまうのであった。

しかし、ワシントン・ポストの編集長ベン・ブラッドリーはこの一連の事件をチャンスと捉え、ニューヨーク・タイムズがどこで機密文章を仕入れたかのかを探っていく。

ある日、ワシントン・ポストの記者の一人バグディキアンは情報源が元政府職員のダニエル・エルズバーグであると知り、彼と出会う。

そして、エルズバーグから最高機密文書のコピーを受け取ったバグディキアンは、ワシントン・ポストに持ち帰り、ワシントン・ポストの面々は掲載すべく準備していくのであった。

しかし、ここで法的な問題が生じてしまう。

もし、文書を掲載し政府に告訴され裁判で負けたら会社は倒産してしまうが、勝てば国民に真実が知らされ、しかもワシントン・ポストの影響力を大きくすることができる。

キャサリンはベトナム戦争で苦しむ人と自社のために、最高機密文書の掲載を決断するのであった。

案の定、政府はワシントン・ポストを告訴するが、ワシントン・ポストはニューヨーク・タイムズと手を組み、裁判で戦っていく。

また、他の新聞社もワシントン・ポストを後押しするように最高機密文書に関する記事を一面に載せる。

結果、ワシントン・ポストは裁判に勝ち、ジャーナリズムの正義を貫いたキャサリンは英雄として称えられるのであった。

【ネタバレ】「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の感想

【ネタバレ感想】ややこしすぎて退屈な前半

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前半は小難しい政治ドラマが展開されていくため、インテリジェンスな会話についていけず、退屈でしたね。

また、地味な登場人物たちの説明が少ないため、前半はとにかくパニクりました。

メガネかけたおっさんが出てきたと思ったら、また違う角度からメガネかけたおっさんが登場。

常に画面の右上に相関図を出しといて欲しかったです。

他にも、前半は主人公が経営するワシントン・ポストの経営状態やベトナム戦争、それに付随した政界ネタを、不親切な専門用語をバンバン使って説明していくので、これまた退屈。

「ジャッキー」というワードだけでケネディ大統領のことを話していると分かった人はどのくらいいたのでしょうか。

絶対大半の客は雰囲気でしか楽しんでいないだろうと、苦笑いしながらみていましたね。

【ネタバレ感想】興奮が止まらない怒涛の後半!

ただ、主人公たちが政府の圧力にひれ伏すことなく、ベトナム戦争の恐ろしい真実が掲載された機密文書を新聞に掲載するあたりからグッと面白くなります。

その一番の要因は、トム・ハンクスの存在でしたね。

トム・ハンクス演じる編集長ベンは、真実を伝えるためなら法を犯すことをいとわない、過激なテンプレ編集長を演じており、これがまた適役。

彼はやっぱり名優と言われるだけあって、愉快な演技とシリアスな演技の使い分け方が絶妙なんですよね。

本作でも普段はノリノリのくせに事件が発生すると表情を切り替え、真面目な表情で指示を出していて、彼に憧れをもった社会人は少なくないはず。

後半はトム・ハンクスの独断場と言えるくらい、彼の演技が退屈な前半を蹴散らし、物語を盛り上げていました。

ただ、メリル・ストリープの成長過程も個人的に好きでしたね。

前半では、覚悟がないまま亡き夫から会社を引き継ぎ、頼りない女オーナーを演じていましたが、後半では覚悟を決め政府と戦うことを決意。

前半の頼りない女性から、自然に成長していく演技が巧みで、オスカー女優の底力を感じました。

やっぱり、スピルバーグは名優の使い方をわかっていて、主要キャストの魅力と、それを引き立てる脇役の主張のない存在感のバランスが絶妙なんですよ。

これはぼくの大好きな「ターミナル」を初見で鑑賞した時も同じことを思いました。

いやぁー、これは4月公開の「レディ・プレイヤー1」もかなり期待できますね。

【ネタバレ感想】スピルバーグとジョン・ウィリアムズのコンビに拍手!

本作の音楽はもちろん、あの名作曲家ジョン・ウィリアムズが担当しています。

  • スター・ウォーズ
  • ジュラシック・パーク
  • インディ・ジョーンズ
  • ジョーズ

など、これまで数多くの名作曲を手がけてきた彼ですが、本作のメインテーマも壮大で何よりでした。

「クリストファー・ノーラン×ハンス・ジマー」

「北野武×久石譲」

といったように、お抱えの音楽家が優秀だと映画はグンと盛り上がるんですよね。

本作も音楽が素晴らしいおかげで、エンドロールはいつも以上に余韻に浸ることができました。

【ネタバレ】「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の解説

ラストシーンが意味するアメリカ政府の陰謀

平和に終わるかと思った本作ですが、ラストシーンでは民主党選挙対策本部に忍び込み、懐中電灯をもって何かをしている怪しい集団が映り、物語は幕を閉じます。

とても物騒な終わり方ですが、これは「ウォーターゲート事件」という大スキャンダルの一部始終を示しています。

実はペンタゴン・ペパーズ漏洩事件の翌年に、ニクソン大統領が大統領選の再選を果たすため、裏でライバルの民主党を盗聴していたことが発覚します。

そして、この「ウォーターゲート事件」をリークし公表したのが、またしてもワシントン・ポストだったのです。

それにしても、この時代のアメリカのマスメディアは素晴らしくカッコいいですね。

自分の身がどうなろうとも、真実のために身を粉にして政府の陰謀を暴いていく。

大事な問題から目を背け政治家と癒着し、くだらないニュースしか流さない日本のマスメディアの皆様に是非鑑賞していただきたいと思いました。

エンドロール後に出る、ノーラ・エフロンとは?

エンドロールの後には、「ノーラ・エフロン」に捧ぐという文字が画面に映し出されます。

?が浮かんだと人も多いと思いますが、ノーラ・エフロンとは、アメリカの映画監督・脚本家です。

残念ながら2012年に亡くなってしまいまいましたが、生前は女性映画監督として、「ユー・ガット・メール」や「奥様は魔女」「ジュリー&ジュリア」といった名作を手がけたすごい人です。

そして、勘のいい人は気付いたかもしれませんが、彼女は本作で主演を務めたメリル・ストリープやトム・ハンクスと何度も仕事をしています。

しかも本作には、新聞記者時代のノーラ・エフロンが少しだけ出演しており、そういった経緯があって、最後に彼女の名前が出てきたのでした。

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