みなさんこんにちは。シタマチです。(下町バットマンから改名)
第2次世界大戦に詳しいか、もしくはイギリス愛が強くないと全力で楽しめない作品。
ある程度当時の戦況を理解していないと楽しめないので、昨年公開された映画「ダンケルク」の鑑賞は必須ですね。
ただ、ウィストン・チャーチルの人となりを知ることができるほっこりエピソードや、ゲイリー・オールドマンの演技は良かったです。
また、劇中のいたるところで出てくる名言にも勇気付けられましたね。
この記事では、
- 作品の概要
- 登場人物紹介
- ラストの展開
- ネタバレ感想
を紹介していきます。
ここからネタバレ全開になります。自己責任でお読みください。
目次
【アカデミー賞受賞記念!】「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」第90回アカデミー賞で2部門受賞!

引用:Twitter
本作「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」は第90回アカデミー賞で、
- 主演男優賞
- メイク&ヘアスタイリング賞
の2部門を受賞しました。
しかも、メイク&ヘアスタイリング賞受賞したのはハリウッドでメイクアップアーティストとして活躍する日本人の辻一弘さんです。
本当におめでとうございます。
今年度のアカデミー賞作品に関しては、一部の作品のみ感想を書いているので、映画鑑賞の参考にしてみてください。
【ネタバレ】「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の作品概要
あらすじ
第2次世界大戦初期、ナチスドイツによってフランスが陥落寸前にまで追い込まれ、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。
連合軍が北フランスの港町ダンケルクの浜辺で窮地に陥る中、就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手にヨーロッパ中の運命が委ねられることに。
ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦か、究極の選択を迫られるチャーチルだったが……。
引用:映画.com
キャスト・スタッフ紹介
- 制作国 イギリス
- 公開年 2018年
- 上映時間 125分
- 配給 ビターズ・エンド、パルコ
- 監督 ジョー・ライト
- 脚本 アンソニー・マッカーテン
- 特殊メイク 辻一弘
- キャスト ゲイリー・オールドマン/クリスティン・スコット・トーマス/リリー・ジェームズ/スティーブン・ディレン
監督は「プライドと偏見」や「つぐない」で知られるジョー・ライト。
主演を務めるのは、「ダークナイト」シリーズで知られ、本作で主演男優賞を獲得したゲイリー・オールドマン。
また、「ベイビー・ドライバー」のリリー・ジェームズや「イングリッシュ・ペイジェント」のクリスティン・スコット・トーマスも出演しています。
採点
評価基準
- S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
- A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
- B・・・・・まあ、普通。
- C・・・・・微妙。人にはオススメしない
- F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
採点 B
【ネタバレ】「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の主要登場人物
ウィンストン・チャーチル/ゲイリー・オールドマン
前首相チェンバレンが内閣不信任決議で辞任したため、イギリス首相になる。
過去の失策や傲慢な言動が仇となり政党内から嫌われるが、1人だけナチス・ドイツとの徹底抗戦を進めていく。
一時は窮地に追いやられるも、周りの支えもあり、最後まで徹底抗戦を続けた結果、イギリスは本土決戦を免れた。
葉巻とお酒が大好きで、とくにお酒に関しては四六時中飲んでいる。
エリザベス・レイトン/リリー・ジェームズ
チャーチルの専属タイプライター。
最初はチャーチルに嫌われるが、チャーチルと接していくうちに彼に慕われ、助言を与えていく。
ダンケルクの戦争で兄を失っていながらも、最後までチャーチルに尽くした。
【ネタバレ】「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のラストの展開
舞台はヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大していた第二次世界大戦真っ只中の1940年5月。
前首相チェンバレンの後任として、ウィストン・チャーチルが首相に選ばれる。
しかし彼は口は達者であるものの、変わり者で傲慢。しかも、過去に起こした失策が原因で政党内から嫌われていた。
そんな中でナチスはベルギーやノルウェーを陥落し、オランダやフランスにも進行していく。
そして、ついにはイギリスにまで脅威は拡大していく。
そんな状況で政党内の部下たちはナチスやイタリアとの和平交渉を推し進めようとするが、チャーチルだけは徹底抗戦を強いていた。
その結果、彼の非現実的な作戦に不信感を抱く政党内のチェンバレンとハリフォックスは、彼を失脚させるために内閣不信任決議を陰で計画する。
それでもチャーチルは、周りの陰口には聞く耳を持たずナチスとの徹底抗戦を行なっていく。
しかし戦況は悪化し、カレーの部隊は全滅。
フランスのダンケルクに残された30万近くの兵士も失いかけてしまう。
アメリカ大統領のフランクリン・ルーズベルトにも見放されたチャーチルは、ハリフォックスやチェンバレンの言う通り和平交渉を進めようとする。
しかし、妻のクレメンティーンや専属タイプライターのエリザベス、そして国王ジョージ6世や国民の後押しもあり、チャーチルは再度徹底抗戦を決行。
チャーチルの熱弁に促され、政党内外関係なく、イギリス国民すべてが彼を支持する。
こうして、イギリスは本土決戦を免れ、1945年に第二次世界大戦は終結するのであった。
【ネタバレ】「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」の感想
【ネタバレ】全体の感想

本作は、第二次世界大戦にナチス・ドイツに屈せず、徹底抗戦を行ったウィンストン・チャーチルの人となりを描いた戦争サスペンス。
そのため、会話劇が中心となっており、全体的には退屈です。
正確には、第二次世界大戦の知識や当時の戦況を知っていないと会話についていけない部分もあるので、よく言えば映画上級者向け、悪く言えば不親切な作品。
物語の舞台は第二次世界大戦が勃発していた1940年のイギリス。
ナチスドイツが激しい攻撃を連合国に行っていく中で、イギリスの首相になったのは、口と滑舌が悪く、傲慢なウィンストン・チャーチルという男。
しかも彼は過去に行った失策のせいで、政党内の信頼はゼロ。
容姿もお世辞にもかっこいいとは言えず、イギリス国王からも嫌悪感を抱かれます。
そんな状況で、周りが戦況の悪化を防ぐために和平交渉を進めるなか、チャーチルだけは徹底抗戦を行なっていくというのが物語のあらすじです。
このチャーチルという男はいわば大阪の商人のような男で、口は達者だけど傲慢。
しかし、義理人情には厚く気さくで、日本の政治家でいうと田中角栄のような人物です。
そのためか、退屈な会話劇の中にも、思わず涙を誘うエピソードが盛り込まれています。
特に印象に残ったのは、チャーチルが地下鉄に乗るシーン。
彼はイギリス国王の助言で1番被害をうけている国民の声を聞くべく、護衛なしで地下鉄に乗り込み、国民から和平交渉か徹底抗戦かを問います。
そして、そこで国民の戦う意思に感化され、逃げずに戦うことを決意し、結果、イギリスは本土決戦に持ち込む前に戦争に勝利しました。
本当にこんなことがあったかは分かりませんが、こういったほっこりするエピソードがいくつもあって、なんやかんや嫌いになれないんですよね。
また、思わずメモしたくなるような、名言も印象的でしたね。
「欠点があるから強くなれる。迷いがあるから賢くなれる」
「成功や失敗は終わりではない。大切なのは続ける勇気を持つこと」
「ネバーサレンダー!(決して降伏しない)」
【ネタバレ】アカデミー賞獲得に納得するしかなかったゲイリー・オールドマンの名演技!
本作でウィンストン・チャーチルを演じたゲイリー・オールドマンは、アカデミー賞の主演男優賞を獲得したわけですが、その演技は受賞を認めざるを得ない立ち振る舞いでした。
まず、日本人の辻一弘さんが手がけたメイクのおかけで、ゲイリー・オールドマンの面影は一切ありません。
これからの、

これからの、

これですからね。

引用:映画.com
もちろん、本人の役作りもあるんでしょうけど、彼の演技のおかげで全く他人だったウィンストン・チャーチルの全てを知ったかのような錯覚に陥りましたからね。
英国紳士とはかけ離れた、汚い滑舌で怒鳴り散らすシーンも印象的。
政党内の部下と和平交渉か徹底抗戦かを言い争う長回しのシーンで、ゲイリー・オールドマンがアカデミー賞を獲得した真意を理解しました。
身内からしたらいい迷惑ですが、やっぱりプライベートでいろいろ問題を起こす俳優さんは演技に独特の色や雰囲気があって、見ていて面白いんですよ。
年代は違えど、日本でいうと窪塚洋介も他の俳優とは違ったアブノーマルな演技ができますからね。
まあ、そりゃあ普通のサラリーマンのように品行方正な生活をしていたところで、感受性は養われませんからね。
やっぱり「私生活に問題あるやつは演技がすごい説」はあながち間違っていないと思います。
【ネタバレ】本作のメイクを担当したのは日本人の辻一弘さん!
[映画ニュース] 特殊メイクの“新基準”を生み出したオスカー受賞者・辻一弘が語る人生の決断 https://t.co/B7w7OtUInI pic.twitter.com/fn9majZnB8
— 映画.com (@eigacom) 2018年3月28日
本作で主人公ウィンストン・チャーチルの特殊メイクを担当したのは、なんとぼく達と同じ日本人の辻一弘さん。
しかも、アカデミー賞のメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞したわけで、本来なら国を挙げて祝福すべきなのですが、忙しすぎる日本ではさほど話題になりませんでしたね。
渡辺謙や浅野忠信など、ハリウッドで活躍する俳優はスポットライトを浴びますが、辻さんやコンセプトアーティストの田島光二さんのような裏方はさほど注目されないのが、悲しいところです。
辻さんは高校生の頃に「エクソシスト」や「アマデウス」などのメイクを手がけたハリウッドの巨匠ディック・スミスの作品に触れ、メイクアップアーティストを志します。
普通の人なら大学に進学するところを、辻さんは「集団行動」が苦手という理由で、直接ディック・スミスに手紙でメッセージを送り、師弟関係を築いていったそうです。
そして、この行動力が功を奏し、ハリウッドで「メン・イン・ブラック」や「猿の惑星」などの大作でメイクを担当。
そして本作でハリウッドから一流のメイクアップアーティストとして認められ、アカデミー賞を受賞したのでした。
本当におめでとうございます。
【ネタバレ】鑑賞前も鑑賞後も映画「ダンケルク」の鑑賞は必須!

本作を鑑賞した方には、是非、去年公開された、クリストファー・ノーラン監督の映画「ダンケルク」も鑑賞してほしいです。
本作はイギリス軍の会議室のお話でしたが、映画「ダンケルク」では当時の状況が細かくダイナミックに描かれています。
本作の物語の終盤で「ダイナモ作戦」が行われ、民間船がダンケルクに向かっていましたが、映画「ダンケルク」では、それまでの過程や結果を手に汗握る演出で映しています。
「本作は戦争描写が少なくてなんか物足りなかった」
「もっと、当時の戦況の理解を深めたい!」
という方に強くおすすめします。
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