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【ネタバレ感想】「パッセンジャー」あくびが止まらない宇宙観ゼロのSF映画

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みなさんこんにちは。下町バットマンです。

知人のご厚意で「パッセンジャー」のジャパンプレミア試写会に参加してきました。

試写会前にはJUJUさんと草刈正雄さんのトークショーなどがあったりと、非常に盛り上がっていました。

さて、肝心の内容はというとかなりダメダメで、正直いって今年観た作品の中でワースト1位。

SF映画としても恋愛映画としても0点であくびが止まりませんでした。

 

ネタバレ全開の感想記事です。自己責任でお読みください。

 

映画「パッセンジャー」の作品概要

あらすじ

20XX年、乗客5000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、新たなる居住地を目指して地球を旅立ち、目的地の惑星に到着するまでの120年の間、乗客たちは冬眠装置で眠り続けていた。しかし、エンジニアのジムと作家のオーロラだけが予定よりも90年近く早く目覚めてしまう。絶望的で孤独な状況下で生き残る方法を模索するうちに、2人は惹かれ合っていくのだが……。

引用:映画.com

 

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国 アメリカ合衆国
  • 公開年 2017年
  • 上映時間 116分
  • 配給 ソニー・エンターテインメントピクチャーズ
  • 監督 モルテン・ティルドゥム
  • キャスト ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュ・バーン、アンディ・ガルシア

 

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 F

 

こんな人にはおすすめできません

  • 老若男女全ての方

 

映画「パッセンジャー」の主要登場人物

ジム・プレストン/クリス・プラット

パッセンジャー,感想引用:ソニー・ピクチャーズ

本作の主人公。職業はエンジニア。

一人だけ90年早く目覚めてしまう。

正義感は強い方だが孤独に負けてしまい、オーロラを道連れという形で目覚めさせてしまう。

最後はオーロラと二人で宇宙船内で余生を過ごした。

 

オーロラ・レーン/ジェニファー・ローレンス

パッセンジャー,感想引用:映画.com

本作のヒロイン。職業はライター。

サバサバしていて、男まさりな性格。

途中自分の人生を台無しにしたジムに怒りを抱いていたが、最後は彼を許した。

 

アーサー/マイケル・シーン

パッセンジャー,感想

引用:ソニー・ピクチャーズ

バーテンダー型のアンドロイド。

ジムの唯一の話し相手でもある。

 

ガス・マンキューゾ/ローレンス・フィッシュバーン

宇宙船アヴァロンのキャプテン。

ジム達同様、冬眠ポッドの誤作動により約90年近く早く目覚めてしまった。

最後は冬眠ポッドの副作用に侵され、死んでしまう。

 

 

「パッセンジャー」ラストまでの展開・結末

ラストまでの展開

5000人の乗客とクルーを乗せた宇宙船アヴァロン号は、惑星ホームステッド2に向かっていた。すべての乗客とクルーは120年間冬眠状態にあり、目的地に着いた暁には惑星を開拓するといった仕事を任されていた。

しかし、宇宙船アヴァロンは謎の隕石と衝突。その衝撃により誤作動が生じ、1つの冬眠ポットが開いてしまう。そこに眠っていたのはエンジニアのジムで、彼は他の乗客達よりも90年早く目覚めてしまったのだ。

ジムはなんとかもう一度冬眠しようと試行錯誤を重ねるが、一度目覚めたら再び冬眠することはできないことを知る。

気分を紛らわすために、唯一の話相手であるバーテンダー型アンドロイドアーサーと楽しく過ごしていたが、徐々に孤独を感じるようになり、荒んだ生活を送るようになる。

それから1年後。船内をウロウロしていたジムは、冬眠ポットの中で眠る1人の美女に一目惚れしてしまう。悪いことだとわかっていながらもジムは孤独に負け、彼女を道連れという形で強制的に目覚めさせてしまう。

ジムに強制的に起こされた女性はライターのオーロラで、ジムは自分が起こしたことを彼女に隠し続け、距離を縮めていく。そして、ジムとオーロラは結ばれるのであった。

しかし、そんな幸せな日々も長くは続かない。ある日アンドロイドのーアーサーが、オーロラが目覚めてしまったのは事故ではなく、ジムの仕業ということを彼女に告げてしまったのだ。

オーロラは最愛の人に自分の人生を台無しにされたと嘆き、激怒。ジムと距離を置くようになり、2人は別々に行動するようになる。だが、そうこうしているうちに、宇宙船アヴァロンに様々な異変が生じるようになる。

また、二人の前に謎の人物ガスが現れたのであった。

 

ラストの展開・結末

突如ジムとオーロラの前に現れた中年の黒人男性ガス。彼は宇宙船のキャプテンで、ジム達同様冬眠ポットの誤作動で90年早く目覚めてしまったのだ。

クルーのガスは、乗客のジム達もよりも船の構造に詳しい。そこで彼ら3人は力を合わせて、現状を打破するために行動するが、結局再び冬眠することは不可能だということを知る。

嘆いていた3人にさらなる不幸が続く。ここにきて宇宙船が故障してしまったのだ。実は1年前に隕石が衝突した際に中枢部が破損。それが原因でついにガタがきてしまったのである。このままでは宇宙船は停止し、ジム達は宇宙の海に投げ出されてしまう。

ジム達はなんとか原因と対策を突き止め宇宙船の修理にとりかかるも、ガスが死んでしまう。彼の体は冬眠ポットの副作用に侵されており、すでに限界がきていたのだ。

結局、ジムとオーロラは2人で修理にとりかかることになるが、ここで重大なことに気付く。宇宙船を治すのには、中枢部に溜まったエネルギーを排熱し、再度システムをアップデートしなくてはいけないのだが、エネルギーを排熱するにはどちらか1人が犠牲になって、手動でゲートを開かなくてはいけない。

罪悪感を感じていたジムは、オーロラの制止を振り切り、ゲートを開けることに。ジムのおかげでエネルギーを排出することに成功するが、彼はエネルギーの衝撃で宇宙空間に放り出されてしまう。

助けに行くオーロラ。なんとかジムを捕まえ、船内に連れ戻すがすでに息がない。医療ポットで応急処置を行うも、目を覚まさないジム。半ば諦めた時、奇跡的にもジムは目を覚ました。

それから数日後。ジムは医療ポットを使えば冬眠できることを知り、オーロラに冬眠することを勧める。しかし、オーロラは冬眠して目的地のホームステッド2に辿り着くことよりも、ジムと最期の時を過ごすことを選択。

こうしてジムとオーロラは残りの約80年間を一緒に過ごしたのであった。

 

【ネタバレなし】「パッセンジャー」感想

SF映画として0点

いやー、もう全然ダメダメでしたね。

宇宙版タイタニックとか仰々しい宣伝文句をうたっていますが、とりあえずジェームズ・キャメロンに謝りましょう。

SF映画というと観客をアッと言わせる展開か、思わず見惚れてしまうような壮大な映像を期待するもの。

しかし、本作パッセンジャーは、

  • 「スター・ウォーズ」のようなアドベンチャー感はゼロ
  • 「フィフィス・エレメント」のような、愉快なコメディ要素もゼロ
  • 「ゼロ・グラヴィティ」のような宇宙感もゼロ

と、結局何がしたいのかがよくわからない。

ただ単にクリス・プラットとジェニファー・ローレンスが宇宙船の中でわちゃわちゃするだけで、新鮮味が全くない。

しかも、孤高の宇宙空間に取り残された設定ということで、ある程度オデッセイのようなサバイバル感も期待しましたが、無駄でした。

だって、高級バーやらイタリアンレストランやら中華やら、超一流の飲食店が船内にあるので餓死することはまずない。

しかも、映画やプール、バスケットコートなどの娯楽もあるので暇つぶしも十分にできる。

いや、むしろ天国じゃんかと。お前ら、ただ単に呑んで、遊んで、SEXしているだけじゃないかと。呑気にダンスゲームで下手くそなダンス踊ってる暇なんてないだろと。

危機感やら悲壮感みたいなものがまったく伝わってこなくて、開始30分で睡魔が襲ってきました。

 

恋愛映画としても0点

パッセンジャー,感想引用:映画.com

宇宙版タイタニックということで、ジャックとローズのような儚い恋愛劇を望んでいる方も少なくないかと思いますが、本作にそんな高尚な恋愛要素を求めてはいけません。

そもそも、オーロラを起こしたのはジムなんですよ。

隕石の追突によりシステムが誤作動を起こし、ジムが90年早く目覚めてしまう

ジムが一人じゃ寂しいし、美女とSEXしたいからオーロラを起こす

オーロラ起床。途中ジムが自分を起こしたことに激怒するも、いろいろあって仲直り

そう、ただ単にジムのエゴと性欲がむき出しになった結果起こった惨事なんですよ。

怖すぎるでしょ。平気で人を道連れするジムの人となりというか、性根がキチガイじみていて、ゾッとしました。

そんな展開だから、ジムがオーロラのためにいくら身体を張ったりしても、感動できない。

カッコつけてニヒルな笑顔でオーロラに別れを告げ、命をかけて宇宙船を修理していましたけど、完全に冷めている自分がいて白目になりかけました。

オーロラが苦しんでいるのは、全部ジムのせいですからね。

そう考えると、サスペンス映画としては良くできていましたね。人間の追い込まれた成れの果てをうまく描けていたと思います。

というか、そもそも宇宙を舞台にする意味があったのか。

 

美しい銀河を堪能できると思ったら大間違い

さて、広大な宇宙を舞台にしたSF映画というとことで、神秘的で美しい銀河を楽しみにしている方も多いと思いますが、そんなものを期待したら負け。

劇中のほとんどは船内での出来事を描いているので、美しい銀河や惑星を堪能することはできません。

ジムとオーロラがいちゃいちゃして、SEXして、喧嘩して、仲直りするだけ。

このように、リア充カップルのどうでもいい恋愛過程がメインになっているので、金星やら小惑星やらと、宇宙の神秘を楽しむことができないのです。

今思えば宇宙版タイタニックというよりも、宇宙版テラスハウスといった感じですね。

安い男女のどうでもいい恋愛を描いているだけという。しかもBGMや演出も安っぽいですし。

宇宙の神秘を堪能したいなら、大人しくプラネタリウムにいきましょう。

 

そもそも映画としてダメ

ここまでボロクソに言うとは思ってもみませんでしたが、最後に1つ言うとするならば、映画としてもダメダメ。というか駄作。

「前半はクリス・プラットが船内をウロウロしてパニックっているだけ。」

「中盤はクリス・プラットとジェニファー・ローレンスの下品なイチャイチャとSEXだけ。」

「終盤は、時間稼ぎのために無理やり出演させられたローレンス・フィッシュバーンが血を吐いて死ぬだけ。」

なんかこう、観客を楽しませようという工夫や努力が全く伝わってこないんですよ。基本的に同じような展開が続くし、しかもその展開もあっさり読めてしまう。

隣のおばさんがちょくちょくスマホをいじっていたのですが、普段ならイラッとするところ今回は同情して何も感じませんでした。そりゃあ付き添いできて、これだけつまらなかったら地獄だなと。

この映画は監督のモルテン・ティルドゥムが家族を人質にでも取られて、無理矢理作れとでも言われたのでしょうか。

「やっつけで作ったんだろうな」という印象が強くて、ぼくは悲しくなりました。

今回は知人のご好意で試写会に参加できたからよかったものの、もしお金を払ってみていたらブチ切れていたことでしょう。

唯一褒めるポイントは、一瞬だけ映るジェニファー・ローレンスの横乳くらいですかね。

 

【最後に】いまのところワースト1位

今のところ、今年度映画館でみた作品のなかでワースト1位です。

そういわれれば、同時期に公開されるギリシャ映画「ストロングマン」も酷い出来でした。

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ここまで立て続けに駄作が続くと、映画が嫌いになりそう。

 

 

 

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