【ネタバレ感想】「NERVE ナーブ 世界で一番危険なゲーム」ハリウッドスケールのツイキャス

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みなさんこんにちは。下町バットマンです。

公開日にエマ・ロバーツ主演の「NERVE ナーブ 世界で一番危険なゲーム」を鑑賞してきました。

ラストの展開を除けば、ハラハラドキドキな展開がテンポよく続いて普通に楽しむことができました。

あと、エマ・ロバーツの裸体を拝むことができるので、スケベな男性のみなさんにはおすすめです。

ネタバレ全開の感想記事なので、自己責任でお読みください。

 

 

「NERVE ナーブ 世界で一番危険なゲーム」あらすじ、キャスト紹介、採点

あらすじ

裏オンラインゲームに参戦することになった引っ込み思案な女子高生ビーは、視聴者の指令に従って見知らぬ青年に5秒間キスをして賞金100ドルを手に入れる。そのキス相手で同じくゲーム挑戦者のイアンとコンビを組んだビーは、次々と指令をクリアして多額の賞金を獲得し、瞬く間に人気プレイヤーとして注目を集めるように。そんな中、イアンが実はゲームのリピーターであることを知ったビーは、イアンへの不信感を募らせていく。そしてゲームの内容も次第に危険なものへと変わっていき……。

引用：映画.com

• 監督 ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン
• キャスト エマ・ロバーツ、デイヴ・フランコ
• 上映時間 96分

 

採点

評価基準

採点 B

 

 

こんな人におすすめ！

 

「NERVE ナーブ 世界で一番危険なゲーム」の概要

画像引用:http://eiga.com/movie/85403/gallery/3/

「NERVE ナーブ」とは本作に出てくる架空のオンラインゲームのこと。

内容はいたって簡単で、ナーブに登録する際、挑戦者か登録者のどちらかに登録します。

「挑戦者」を選んだ場合は、自分のスマホに視聴者から様々なミッションが送られてくるので、ライブ配信をしながらミッションをクリアすれば、賞金をゲット。

「視聴者」を選んだ場合は挑戦者にミッションを与え、あとはひたすら彼らを見守り、好みの挑戦者が現れたら、いいね!を押して応援するだけ。

ようするに、挑戦者はミッションをクリアした分だけ、多額の賞金と視聴者からの声援＝承認欲求を得ることができるわけです。

そして、このゲームには重要な３つのルールが存在します。

1. 自分で撮影すること。
2. 失敗、放棄をすると賞金が0に
3. 第三者への通報は禁止

これらのルールを破ると挑戦者でも視聴者でもない、第三の存在「囚人」になってしまいます。

囚人になると悪意のある視聴者達から、リアルやネット関係なく制裁を加えられてしまうのです。

そして、最後まで残った2人が決勝まで進むことができ、そこでより危険なミッションをクリアした者が優勝。

大金をゲットできるわけです。

 

ナーブの構図は、身近な例で例えるとツイキャスが一番ピンとくるかと。

ライブ配信で自分のファンや知人を楽しませるという点は一緒ですからね。

いわば、ツイキャスの機能に危険なミッションと賞金制度のルールが加わったものと考えてください。

 

ここで、個人的に気になったミッションをいくつか紹介したいと思います。

• 見知らぬ異性と5秒間キス
• 街中で溜めたオナラを一気に噴射
• 駅で隣のホームにジャンプ
• 目隠しをしてバイクに乗り、時速96キロ以上出す
• 線路に横たわり、電車が通過するのを待つ
• 片手で工事中のビルのクレーンにぶら下がる

このように、ミッションをクリアしていくごとに難易度が上がっていくのがナーブの特徴。

もちろん、難易度が高いと賞金も高くなり、日本円にすると数千万のミッションも出てきます。

 

気になるラストまでの展開【完全ネタバレ】

ここからはネタバレ全開で、ラストまでの展開を箇条書きで紹介していきます。

 

主人公のヴィーは田舎町を出て、都会の大学に通うことを夢見る内気な女の子。しかし、死んだ兄やひとりぼっちの母を想って行動を移せずにいた。

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ある日親友のシドニーにナーブの勧誘をされる。彼女はナーブの挑戦者として日々危険な試練をクリアし、お小遣いを稼いでいたのだ。

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最初は否定的だったヴィーだが、好きな人に振られたのをきっかけに、弱い自分を変えるため挑戦者としてナーブに参加してしまう。

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「見知らぬ男と5秒間キスをする」という試練を与えられた彼女は、ネットの世界に詳しい男友達トミーと協力し、カフェにいた不思議な青年にキスを仕掛け成功。100ドルを獲得し、視聴者から応援される立場に快感を覚えていく。

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しかも、キスした青年イアンがナーブで人気の挑戦者だということがわかったヴィーは、彼とタッグを組み、意気投合したヴィーとイアンは徐々にランキングを上げていく。

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一方、ヴィーに人気を越されて躍起になったシドニーは、ヴィーに勝つためマンションとビルの間を脚立で渡るという危険なミッションに挑戦するが、失敗。ゲームを放棄したとみなされ賞金を没収されてしまう。

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そんなことも知らずにヴィー達は「目隠しをしてバイクに乗り、時速96キロを出す」といった危険なミッションをクリア。一躍人気者になったヴィー達は、生まれ変わった自分の姿を見せつけるため、シドニー達のパーティー会場へと乗り込む。

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ここで、嫉妬したシドニーの怒りが爆発。今までの鬱憤がたまっていたヴィーもキレてしまい、２人は絶交をしてしまう。

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しかし、実はヴィーとシドニーの喧嘩を仕掛けたのはイアンで、彼の次のミッションは彼女達の喧嘩を見届けることだった。

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親友と絶交し、信頼していたパートナーに裏切られたヴィーは自暴自棄になり警察に助けを求める。しかし、ルール違反を犯してしまったヴィーは、第三の存在「囚人」になってしまい、謎の男タイに拉致され、監禁されてしまう。

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イアンの助けもあって、なんとか脱出したヴィー。そこでイアンは自分がナーブのリピーターであること、そしてヴィーを監禁した男タイと自分はゲームのリピーターで「囚人」であることを告白する。

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この危険なゲームは誰かが優勝しないと終わらない。そこでヴィーとイアンは、自分達２人が決勝に進出し、このゲームを終わらせることを計画する。

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一方、ヴィーと仲直りしたシドニーはトミーと協力して知人のハッカーに手伝ってもらい、ナーブのデータベースにハッキングし、ナーブの破壊を計画する。

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危険なミッションをなんとかこなし、決勝の舞台へ導かれるヴィーとイアン。しかし、そこは悪意のある視聴者が集まる闘技場で、しかも最後のミッションはヴィーとイアンの2人のどちらかが相手を銃で撃たないと終わらないという危険なものだった。

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どちらも撃つことができず戸惑っていると、そこにヴィーを監禁したタイが乱入。もたつく二人に業を煮やし、ナーブの視聴者にヴィー達を銃で撃つか撃たないかの集計をはじめてしまう。

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そして、残酷にも視聴者達はヴィー達が銃で撃たれて死ぬという選択を選んだのだ。

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イアンをかばって銃で撃たれてしまうヴィー。しかし、ここでハッキングが間に合いナーブ破壊に成功。

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しかも、実はヴィーの銃撃もタイに協力してもらった芝居で、ナーブの悪意のある視聴者達にナーブの危険性を知らしめるための演出だったことが発覚。銃撃はただの空砲だったのだ。

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こうして、ナーブの視聴者達は自分達の愚かさに気づき全員が退会。また、ハッキングの力で完全にナーブの存在はネットから姿を消し、ヴィーとイアンはそのまま結ばれて、幸せな展開でエンドロールを迎える。

 

細かい説明は省きましたが、全体の簡単なあらすじはこんな感じです。

 

「NERVE ナーブ 世界で一番危険なゲーム」【ネタバレ感想】

イケイケドンドン、ハラハラドキドキの展開

画像引用:http://eiga.com/movie/85403/gallery/

全体的にイケイケドンドンの作品でした。

ニューヨークのモダンで最先端な生活に憧れて、都内のスタバでMacBookを広げているようなハイカラさんは確実に気に入ると思います。

「ネオンが彩るNYのタイムズスクウェアの周辺をバイクで疾走」

「テクノポップやEDMといった近未来テイストのミュージックをバックに、美男美女が踊り明かす」

NYの綺麗な夜景も手伝って、まるでNYに住むイケイケの住人達になった気分にさせてくれる、不思議な映画でした。

 

また、本作のもう１つの見所といえば、身近なスリルを映画の中のナーブの視聴者と共有できる部分。

普段からYoutubeを利用している人であれば、欧州圏内の若者が高いビルに登って片手でぶら下がるなどの、ちょっとしたスリルのある動画を見たことがあるかと思います。

本作はそんな怖いもの知らずの若者達の遊びをハリウッドスケールで描いて作品で、「あー、これどこかでみたことあるわ」と思いながらも、ついつい手で目を覆ってしまうような、臨場感とスリルを味わうことができるんです。

つまり、映画の観客もナーブの視聴者同様、自分の代わりに危険なことをやってくれる挑戦者達に、変な期待と高揚感を覚えるわけです。

一押しのシーンはヴィーとイアンが2人乗りのバイクでNYの街を疾走するところ。

トップスピードの危険な蛇行運転を繰り返すわけですが、流れるようなカメラワークと、神秘的な夜景とBGMのおかげで、見ごたえのあるカーアクションシーンに仕上がっていました。

ここは是非映画館で楽しんで欲しいシーンですね。

男女問わず、いい意味でハラハラドキドキすることができます。

 

エマ・ロバーツという完璧すぎるブロンド美人

それとやっぱりみなさんが言う通り、エマ・ロバーツがとにかく可愛かった。

彼女があの大女優ジュリア・ロバーツの姪っ子であるのは有名で、本作では内気で自己主張が苦手な主人公ヴィーを演じています。

最初は「こんな美人が内気なわけねーだろ？」やや冷めた目でみていましたが、ゲームを続けていくことでお金と承認欲求を満たしていき、イケイケなねーちゃんに変化していくという役柄なので、そう考えるとかなりのハマり役。

「鼻の形フェチ」のぼくからしたら、エマ・ロバーツの鼻筋、大きさ、フォルムは本当にパーフェクト。

彼女の整った顔を見るだけでも1500円を払う価値はありますね。

いや本当に。

しかも、本作では下着姿まで披露してくれるわけです。

画像引用：http://top.tsite.jp/entertainment/cinema/i/33657070/

恋人と見に行く予定の男子は、鼻の下を伸ばさないよう気をつけてください。

気持ちは分かりますけど、怒られちゃうからね。

エマ・ロバーツのファンは絶対この連休を使って観にいきましょう。

あー、本当に可愛かった……。

 

総括 どちらかというと子供向きの映画

20歳過ぎても平気でプリクラを撮っちゃうような、感性が子供じみた方や中高生は間違いなく楽しめるかと。

「トワイライト」や「ハンガーゲーム」のように、ティーンが喜びそうな演出や展開がふんだんに使われていますからね。

ただ、逆に大人の感性をもった紳士や貴婦人にはもの足りない作品。

中盤まではいいんですけど、ラストの展開があまりにもご都合主義すぎて。

たぶん、前述したネタバレの展開のところを読んで「どゆこと？」と思ったかたは少ないかと思います。

ぼくの文章力の低さもあるんですけど、ラストは無理やりハッピーエンドへもって行きたかったのか、ストーリーが崩壊しているんですよ。

 

前半は80点後半は15点といった、実にもったいない作品でした。