みなさんこんにちは。下町バットマンです。
普段はお金を払って観ないジャンルの映画ですが、映画の日といことで鑑賞してきました。
蓋をあけてみたらヒュー・グラントとサイモン・へルバーグの二人の魅力的な脇役のおかげで、ステキな音楽映画に仕上がっていました。
ここでは、ネタバレなしの感想を紹介していきます。
目次
「マダム・フローレンス!夢見るふたり」あらすじ・キャスト紹介、採点
「マダム・フローレンス!夢見るふたり」あらすじ・キャスト紹介
あらすじ
ニューヨークの社交界で名の知られたマダム・フローレンスは、ソプラノ歌手になる夢を追い続けていたが、自分の歌唱力に致命的な欠陥があることに気づいていない。夫のシンクレアは、愛する妻に夢を見続けさせるため、マスコミを買収して信奉者だけを集め、小さなリサイタルを開催するなどしていたが、ある日、フローレンスがカーネギーホールで歌うと言い出して……。
- 監督 スティーブン・フリア―ズ
- キャスト メリル・ストリープ、ヒュー・グラント、サイモン・ヘルバーグ
- 上映時間 111分
採点
評価基準
- S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
- A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
- B・・・・・まあ、普通。
- C・・・・・微妙。人にはオススメしない
- F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
採点 A
こんな人におすすめ!
- デートムービーをさがしている方
- ヒュー・グラントが大好きな方
- 歌うま女優メリル・ストリープの音痴な歌を聞きたい方
「マダム・フローレンス!夢見るふたり」感想
音痴な歌姫マダム・フローレンス
本作の主人公で、メリル・ストリープ演じるフローレンス・フォスター・ジェンキンスは実在した人物。
歌唱力が一般人とくらべても欠落しており、いわゆる音痴で見た目も秀でて美しくなかった彼女がなぜ、音楽の殿堂ともいわれるカーネーギーホールで人気をえたのか。
それは彼女が音楽を心の底から愛し、楽しんでいたから。
梅毒に犯され、髪が抜け落ち、体力が弱っていっても最後まで歌い続けた歌姫。
本作はそんなマダム・フローレンスの半生を描いています。
あの歌うま女優で有名なメリル・ストリープが、本作では音痴の歌姫を演じています。
なんでも彼女は役作りのために、普通の歌のレッスンとは別にわざと音を外す練習もしていたそうで、その成果は見事にでていました。
ここまでやったら気持ちいいだろうな…..というくらいに音程を外しており、これがまあとてつもなく面白いわけですよ。
後述するサイモン・ヘルバーグとの掛け合いもあって、館内は爆笑の渦。
メリル・ストリープの演技の幅の広さには脱帽するしかなく、まだまだハリウッドの第一線でやっていけるなと思いました。
メリル・ストリープとモーガン・フリーマンは、まだまだくたばりそうにありませんね。
若手俳優のみなさま。世代交代は先の話のようです。
魅力的すぎる脇役その1 シンクレア・べイフィールド
画像引用:http://eiga.com/movie/84618/
いつもは脇役として主演女優たちをくっているメリル・ストリープですが、本作では魅力的すぎる脇役たちのおかげで、せっかくの素晴らしい演技も影に埋もれてしまっています。
その1人がフローレンスの夫シンクレア。彼を演じているのは、色男の代名詞ヒュー・グラントです。
フローレンスのよき理解者で、彼女が傷つかないように客や記者を買収し、しまいには彼女を酷評する新聞を買い占めるほどまで。
病気のフローレンスに気持ちよく歌ってもらうために、必死で黒子に徹するという役柄です。
ヒュー・グランドって、キザなおっさんのイメージしかなかったのですが、本作をみておもったのは、カッコつけても様になるし、行動全体に品があるということ。
満員電車のおっさんばかりみているせいで、おっさんアレルギーを患ったぼくでも、彼をみていると、老けて渋さを手に入れるのも案外悪くないとポジティブな気持ちになってきます。
フローレンスとの関係も本当に素敵で、愛人がいながらも、彼女のことを常に考えていて、小さな行動1つ1つに愛をかんじるわけです。
シンクレアをみていると、愛人が2人、3人いようが全員を平等に愛することができれば、浮気は悪いものではないとう錯覚に陥ります。
男前で関係する女性をすべて愛する自信がある男性は、シンクレアから浮気の仕方を勉強してみてはいかがでしょうか?
魅力的すぎる脇役その2 コズメ・マクムーン
画像引用:http://eiga.com/movie/84618/
そして何より忘れていけないのが、コズメ・マクムーンを演じたサイモン・ヘルバーグです。
ぼくは彼のことを本作で知ったんですけど、完全にファンになりました。
フローレンスの専属ピアニストマクムーンは、周りが彼女の音痴に見て見ぬ振りをする中、唯一まともな目を持っているという設定。
彼はコメディアンあがりなだけあって、細かい表情の作りがたくみで、顔だけで観客を笑わせる素晴らしい技術を持ち合わせています。
それが顕著にでているシーンが、マクレーンが初めてフローレンスの歌声を聞くシーン。
周りが裸の王様状態のフローレンスをよいしょする中、マクレーンだけが口角をピクピクさせ、目を泳がしているわけです。
笑いの技術、「緊張と緩和」をフルに使ったシーンで、
「笑いたいけど、高給で雇われている以上声を大にして笑えない」
「でも、笑いを我慢するのも限界」
この微妙な心情を表情1つで表しているわけです。
もう、この1シーンだけで、館内は湧きましたからね。
彼のことは誰がみても好きになるはずです。
演者が素晴らしい分、マダム・フローレンスや当時のアメリカ人の暮らしをしらなくても楽しめる内容になっています。
ただ、本作の舞台は1944年。
アメリカの富裕層がワイワイしているなか、この翌年に広島・長崎に原爆が投下されたと思うと少し複雑な気持ちになってしまいました。
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