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【完全ネタバレ】「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」【考察】兵士がいない戦争映画

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みなさんこんにちは。下町バットマンです

試写会に当選したので、世間よりも一足先に「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」を鑑賞してきました。

「ハリー・ポッターシリーズ」のスネイプ先生役でお馴染みのアラン・リックマンの遺作となった本作。

兵士がいない現在の戦争の姿に驚愕しつつ、緊迫間あふれる会話劇と怒涛の展開の連続に、疲れながらも楽しむことができました。

 

ここからネタバレ全開になります。自己責任でお読みください。

 

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「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」あらすじ、キャスト紹介、採点

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」あらすじ、キャスト紹介

あらすじ

イギリス軍の諜報機関で働くキャサリン・パウエル大佐は国防相のベンソン中将と協力し、ナイロビ上空を飛ぶドローンを駆使してロンドンから英米合同軍事作戦を指揮している。そんな中、大規模な自爆テロ計画の存在を突き止めた彼らは、アメリカ国内の米軍基地にいるドローン・パイロットのスティーブに攻撃命令を下すが、殺傷圏内に幼い少女がいることが判明。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト殺害を優先させようとするが……。

引用:http://eiga.com/movie/83953/

  • 監督 ギャヴィン・フッド
  • キャスト ヘレン・ミレン、アラン・リックマン
  • 上映時間 102分

 

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 A

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」ネタバレ 感想

名優アラン・リックマンの遺作

ブロマイド写真★『ハリー・ポッター』スネイプ(アラン・リックマン)/片手を後ろにまわす

本作は名優アラン・リックマンの遺作となっています。

約15年ほど前。ぼくが初めて彼のことをみたのは「ダイ・ハード」でビルの上から落ちていくところでした。

そして、「ハリー・ポッターシリーズ」にハマってからは、彼が演じたセブルス・スネイプに恐怖を覚えつつも、そのミステリアスなキャラにどこか愛着をもっていました。

今年の1月に亡くなったと聞いたときは、海外から届いた悲報という認識しかありませんでしたが、本作を観終わったあとだと、感慨深いものを感じます。

映画好きとして世間よりも早く、アラン・リックマンの最後の勇姿を目に焼き付けることができてよかったです。

ご冥福をお祈りします。

兵士がいない、新しい戦争の姿

アイ・イン・ザ・スカイ ネタバレ画像引用:http://eiga.com/movie/83953/

本作では、コラテルダメージ(ターゲットの周辺被害)圏内に入ってしまった少女の運命と、会議室で繰り広げられる軍人や政治家たちの心情を描いた社会派戦争映画です。

ぼくら日本人が戦争について本格的に学ぶのは小学校から高校までの歴史の時間くらい。

そのためか、少し前のぼくみたいに従来の戦争映画の影響などで戦争ときくと、いまだに兵士が現地にいって「ムーブ!」「クリア!」といった用語を叫んで、バリバリ戦っているイメージを持っている方も少なくないかと思います。

たしかに、あながち間違いではありません。

しかし近年の戦争はIT技術を駆使した軍事型のドローンをつかって、ピンポイントで標的を抹消することができるので、兵士が現地に出動しない戦争が増えてきています。

実際、アメリカのオバマ元大統領は、就任した2009年から2015年のまでの間にテロリストたちに対し、約500回ほどもドローンの攻撃を行ったと公表。

そして、約2500人ものテロリストを殺害したとも公表しています。

ぼくたちの知らないところで戦争は日々進化しています。

世界の戦場から兵士がいなくなる時代もそう遠くはないでしょう。

IT技術が生み出した新時代の兵器「キラードローン」

ドローンときくと、ぼくら日本人はラジコンの進化版でしょ?と思う方がほとんどかとおもいます。

しかし、元々は軍事用につくられもので、アメリカ軍が保持するドローンにはカメラの他にミサイルなどの爆撃機が搭載されています。

このように兵器として開発されたドローンは殺人無人機「キラードローン」と呼ばれ、イラク戦争を機に世間に知られるようになりました。

物語には、キラードローンの中でも有名なリーパーや小型のハチドリ型、昆虫型といった様々な種類のドローンが登場します。

キラードローンを使えば、”安全な会議室”から命令をだし攻撃ができるので、兵士が現地に出向く必要がありません。

また、偵察機としても送り込むことができるので、無害でなおかつ正確な情報をつかむことができるのです。

しかし、ためらいなく人を殺せるこのIT技術は、同時に人のモラルや倫理観が問われ、戦争の闇だという声も上がっています。

責任逃れな大人達「事件は現場で起きている」

アイインザスカイ ネタバレ画像引用:http://eiga.com/movie/83953/

まずは物語を整理するため、本作にでてくる組織をまとめておきます。

【コブラオフィス/イギリス・ロンドン】

正式名称は国家緊急事態大作委員会。軍隊、政府のお偉いさんが集まっており、最終決定はここで行われる。

【常設統合司令部/イギリス・ロンドン】

主人公キャサリン・パウエル大佐が指揮する司令部。クリーチ空軍基地や現地ナイロビに指令をおくる。

【クリーチ空軍基地/アメリカ】

ドローン操縦士のスティーブ中尉がいる場所。ここでドローンの飛行やミサイルの発射をおこなう。

【パールハーバー画像解析班/アメリカ・ハワイ】

テロリストの画像を解析。

【現地ナイロビ/ケニア】

現地の工作員やケニア軍が待機する場所。場合によっては現場に出向いて偵察、武力行使をおこなう。

【イスラム武力勢力アル・シャバブ/ケニア】

英米がターゲットとしている英国女性テロリスト、ダンフォードが潜伏する組織。過激派組織としてしられ、本作では自爆テロを計画。

【物語の流れ】

英米がずっと追っていた英国女性テロリスト、ダンフォードがケニアのナイロビで見つかる。

当初は彼女の捕獲計画だけだったが、彼女が潜伏している過激派テロ組織アルシャバブが自爆テロを計画していることを察知。

紆余曲折があり、捕獲計画から殺害計画へと変更するになったが、ミサイル発射直前、標的位置の近くで一人の少女アリアがパンの販売をはじめてしまう。

一人の少女の命を救うか、テロを阻止するためにミサイルを発射するかの2択に迫られた中、国境を超えた話し合いが行われていく。

 

蓋を開けてみたら物語の大半が、お偉いさんたちの責任逃れ合戦でした。

軍人→政治家→首相。

ピラミッド型の組織で成り立っている軍隊と政府の人間達は、自分が責任を負いたくないため、重要な決定事項は上へ丸投げ。

ここらへんは日本の大企業や役所と一緒で万国共通。

主人公のパウエル大佐と中将のフランク以外は思考が停止しまっているので、小さな決定事項でも空調のきいた会議室で怯え、上に頼ろうとし、物事がまったく前に進まないわけです。

この対応の遅さで現場の状況はどんどん悪くなっていくのですが、ている側のイライラ感とスクリーンの中の緊張感がうまい具合に入りまじり、疲れながらも楽しむことができました。

現地工作員のジャマが、アル・シャバブのテロリスト達から逃走するシーンも自分の中でお気に入りで、ドローンからの視点とジャマの視点を交互にうまく使っているカメラワークに好感がもてました。

アメリカのカーチェイス中継さながらの、リアルな緊迫感をだした逃走劇になっています。

結局、下の人間が上の人間に振り回される形で物語は進んでいきます。

全体敵に「シン・ゴジラ」に通ずるものがあるので、大人とくに社会人のかたはのめり込んで楽しめる作品になっています。

1対80 モラルを問われる衝撃のラスト

アイ・イン・ザ・スカイ ネタバレ画像引用:http://eiga.com/movie/83953/

結局ミサイルは少女アリアがパンを販売する目の前で発射されてしまいます。

ミサイルが標的に到着するまで50秒。全員がアリアの死を覚悟したとき、現地工作員のジャマが金で買収した少年がパンを買い占めます。

パンがすべて売れたので帰ろうするアリア。しかし、ミサイルは彼女が立ち去る前に無情にも標的に命中。

もちろん、ターゲットは爆撃で吹き飛びましたが、アリアも致命傷を負い、最後は病院で息絶えてしまいます。

このラストの展開は人によって感想が変わってくるかと。

例えば、小さい子供をもつ主婦層がみれば涙を流し、中には怒りを感じる人がでてくるかもしれません。(実際、鑑賞後に泣いていたのは女性ばかりでした。)

また、管理職で日々人間関係で揉まれている人は、政府側の人間に共感し、少女の死はしょうがないものだと納得するかもしれません。

そもそも、軍事ドローンの存在や戦争自体に反対という意見もあるでしょう。

ナチスの暴君と恐れられたアイヒマンは「一人の死は悲劇だが、集団の死は統計上の数字に過ぎない」という言葉を残しました。

たしかに、人間は大勢よりも少数の死に親近感を抱き、哀れみの心を持ちます。

あなたは何が正解だとおもいますか?

ぼくは「わからないと」とだけ答えておきます。

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