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【ネタバレ感想】映画「ダウンサイズ」前半はワクワク!後半は説教臭くなる地味な映画

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みなさんこんにちは。シタマチです。(下町バットマンから改名)

前半はミニチュアな映像と設定にワクワクし、会話にもユーモアがあって楽しめたのですが、後半から一気に失速していきます。

後半は環境破壊やアジア情勢、貧困・格差問題など、世界が抱えている問題を中途半端に、そして説教臭い演出で描いているため、迷走気味に。

予告詐欺とはこのことで、多くの人が悪い意味で騙されたと思ったはず。

いろいろと残念で惜しい作品でしたね。

ここでは、

  • 作品の概要
  • 登場人物紹介
  • ラストの展開
  • ネタバレ感想

を紹介していきます。

 

ここからネタバレ全開になります。自己責任でお読みください。

 

 

映画「ダウンサイズ」の作品概要

あらすじ

ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった。

人口増加による環境、食料問題を解決する「人類縮小200年計画」が立ち上がり、一度小さくなれば二度と戻ることはできないが、それでも各国で小さくなること(ダウンサイズ)を選ぶ人々が徐々に増えていく。

アメリカのネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送る、どこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックは、少しの蓄えでも裕福で幸せな生活が遅れるという縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意。

しかし、土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまう。ポールは縮小された人間たちの世界で、ひとり寂しい生活を送ることになり、自暴自棄になるのだが……。

引用:映画.com

 

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国 アメリカ合衆国
  • 公開年 2018年
  • 上映時間 135分
  • 配給 東和ピクチャーズ
  • 監督・脚本 アレクサンダー・ペイン
  • 映倫区分 PG12
  • キャスト マット・デイモン/クリストフ・ヴァルツ/ホン・チャウ/クリステン・ウィグ

監督は「ファミリー・ツリー」や「ネブラスカ ふたりの心をつなぐ旅」で知られるアレクサンダー・ペイン。

主演を務めるのは、「ボーンシリーズ」や「オデッセイ」で知られる、ハリウッドを代表する俳優、マット・デイモン。

また、オスカー俳優で「イングロリアス・バスターズ」などで知られるクリストフ・ヴァルツも出演しています。

 

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 B

 
 

映画「ダウンサイズ」の主要登場人物

ポール・サフラネック/マットデイモン

本作の主人公。

大学を卒業して医者になろうとしていたが、母親の介護のため夢を諦め、地元で理学療法士をしていた。

母親が他界したため、妻のオードリーと二人で縮小化しようとするが、突如オードリーが逃亡。

一人で寂しく小人化した人たちが生活する街で暮らしていたが、富豪の隣人ドゥシャンや移民のノク・ランと出会って生活が一変。

地球が抱える様々な問題と向き合っていく。

最後はノク・ランと結ばれ、夢であった医師となり慈善活動を行なっていく。

 

ドゥシャン・ミルコヴィッチ/クリストフ・ヴァルツ

ポールの住むマンションの隣人。

いつもパーティーを開いている陽気な性格。

職業は商人だが、違法行為でボロ稼ぎしている。

ある意味ポールとノク・ランの恋のキューピットでもある。

 

ノク・ラン・トラン/ホン・チャウ

ベトナムから密入国してきた女性。

自分の村を壊し、ダムを建設しようとした国を相手に反対活動を行なっていくが逮捕され、強制的にダウンサイズされた過去を持つ。

その後、アメリカに密入国してくるもその際に怪我をし、片足を失う。

ドゥシャンの家で清掃係りをしてい際にポールと出会い、一緒にノルウェーへ向かう。

最後はポールと結ばれ、慈善活動を行なっていく。

 

 

映画「ダウンサイズ」のラストの展開

ノルウェーの科学者ヨルゲン博士が、動物の体を小さくする実験を成功させる。また人間を1/14(約13cm)に縮小する技術が開発される。

それから数年後、主人公のポールは大学を出て医者になるつもりだったが、母親の介護のために夢を諦め、地元で理学療法士をしていた。

しかし、母親が他界したため、ポールはオードリーという女性と結ばれ、実家で暮らしていた。

しかし、低収入でストレスの多い生活に嫌気がさしたポール夫妻は、資産が100倍近くになり、豪邸まで用意してもらえるダウンサイズに興味を示すようになる。

ポールの熱意もあり、2人は夢を掴むためダウンサイズした住人が暮らすコロニーへの移住手続きを済ませ、ポールは縮小化するが、直前にオードリーが恐怖を感じ逃走。

結局2人は離婚し、一人だけ小さくなったポールはコロニーで一人寂しく、コールセンターで働いていた。

しかし、ポールの住むマンションの上の階にセルビア人の富豪ドゥシャンが引っ越ししてきたことで、彼の人生は変わる。

ポールはドゥシャンの家に招かれるのだが、そこで清掃係りのベトナム人女性、ノク・ラン・トランと出会う。

彼女は村を潰してダムを開発しようとした国に抗議活動を起こし、犯罪者とみなされ投獄。

そこで強制的にダウンサイズされ脱走し、テレビの箱に入って密入国したものの、その際怪我をし片足を失っていた。

ちょうどその時のニュースを見ていたポールはノク・ランを見て思い出し、理学療法士の知識を生かして、彼女の義足を点検していく。

その際ポールはノク・ランに気に入られ、お金が無くて医者に面倒を見てもらえないでいる友達の容体を診てほしいと、強制的に彼女の家に連れて行かれる。

連れて行かれた先は、ポール達が住む都心から遠く離れた貧困街で、メディアでは報道されないコロニーの闇の部分であった。

ボールは貧困層の存在に驚きつつも、その日からノク・ランや彼女の友達、そして貧困街で暮らす住人を無償で世話していく。

また、ひょんなきっかけでノク・ランの義足を壊してしまったポールは、彼女の新しい義足ができるまで、清掃係りの仕事を手伝うのであった。

しかし、そんな姿を見かねた隣人のドゥシャンは、自分が行っている輸送業の仕事を手伝わないかとポールを誘う。

ポールは快く承諾し、ドゥシャンとダウンサイズの発祥地でもあるノルウェーに向かうが、あろうことかノク・ランもついていくことに。

実は彼女が怪我をした際、ダウンサイズを開発したヨルゲン博士が、自分の開発した技術で人が不幸に見舞われたことに罪悪感を感じ、ノク・ランをノルウェーに招待していたのだ。

こうして、ポール達は船でノルウェーへ向かい、またポールとノク・ランは道中で恋人として結ばれていく。

ノルウェーについたポールたちは、そこでヨルゲン博士と合流し、初めてダウンサイズのコロニーが作られた集落へ向かう。

そこでヨルゲン博士はある計画を話し始める。

年々環境破壊は進み、環境破壊を防ぐことは不可能と感じたヨルゲンは、地上て暮らせなくなった時のことを考え、ダウンサイズした人たちのために地下に巨大なシェルターを建設していたのだ。

また、ここに住む住人たちは、シェルターで住むことを決断した人たちで、数日後には世間との関係を完全に断ち、シェルターで一生を過ごすとポールに告げる。

ポールはヨルゲン博士の考えに共感し、自分も地下に潜ろうと決断するが、それをノク・ランが止める。

ノク・ランは地上に残った弱き人たちを一緒に助けていこうとポールを説得するが、ポールが首を縦に降ることはなく、そのまま地下に潜ろうとする。

しかし、ノク・ランの愛や彼女の意思を思い出し、再度考えなおしたポールは地下には潜らず、地上に残ることを選択したのだった。

それから月日が流れ、ポールはノク・ランと二人でアメリカのコロニーに戻り、報われない人たちのために慈善活動を行っていくのであった。

 

 

【ネタバレ】映画「ダウンサイズ」の感想

ワクワクする前半

映画チラシ ダウンサイズ マット・デイモン

評判通り、前半はファンタジックな内容や設定にワクワクさせられるものの、後半は失速していき、やけに説教くさい社会ドラマに展開していきます。

ディズニー作品のようなおとぎ話感覚で見に行くと痛い目に合う、少し残念な作品でしたね。

舞台は人間の身体を縮小化(ダウンサイズ)できるようになった世界。

小さくなった人たちは元には戻れないものの、自分の資産が約100倍になり、しかも豪邸まで用意しれもらえるコロニーに移住できる、夢のような生活を手に入れることができます。

理学療法士だった主人公のポールも夢の生活に憧れ、妻のオードリーと2人で移住を考えますが、ダウンサイズを恐れた奥さんに逃げれ、自分だけ小さくなるというのが物語の前半になります。

ぼくは小さい頃ジオラマの世界に憧れていて、ここに住めたら自分が一国の主になれるし、裕福な生活なできるんだろうなど、夢見ていました。

本作はそんなぼくの妄想を見事映像化してくれた作品で、実は予告が公開された段階でワクワクしていたんですよね。

それに、前半は小さくなった人間たちとの掛け合いや小人あるあるジョークなど、セリフもユーモアがあって面白い。

また、小さくなるにも全身の毛を剃る必要があったり、金歯を抜かないと頭が爆発するなど、細かな設定が設けられていて、不安と期待を抱いて小人化する主人公に感情移入した人も少なくないはず。

しかし、奥さんの裏切りがあった後の展開は固苦しくなっていく一方で、少し残念でしたね。

 

説教くさくて、ややこしくなる後半

引用:YouTube

主人公のポールは奥さんと2人でダウンサイズするつもりだったのですが、スモール化の直前に奥さんが逃亡し、2人は離婚します。

その後、ポールは1人寂しく、コールセンターで働いていくのですが、

  • セルビア人の富豪ドゥシャン
  • ベトナムから密入国してきたノク・ラン

と出会うことで、物語の内容がガラリと変わっていきます。

実はポールの住む小人の世界は、一見大豪邸ばかりの夢のような街に見えるのですが、本当は移民などの貧しい人たちだけが住む貧困街が存在していたのです。

そこはまるで世界の縮図のようで、ポールはそこに住む密入国者のノク・ランと接していくうちに、生きがいを見出していくのが後半の展開です。

しかし、この後半部分では、

  • 貧困・格差問題
  • アジア情勢
  • 宗教・哲学問題
  • 環境破壊問題

と世界が抱えている社会問題を無理やり詰め込んでいるため、ややこしく、説教くさい映画へと変貌していきます。

しかも、それぞれの社会問題を中途半端に小出ししていくため、テーマの重要性を感じることができず、「ほーん、で?」という感想しか抱けませんでした。

どうせマット・デイモンが主人公なら、実はダウンサイズは政府の陰謀が絡んでいて、主人公が闇を暴いていくとか、大人VS小人などのアクション展開にしてほしかったですね。

「アントマン」×「ボーン・アイデンティー」を期待したぼくがアホでした。

 

正直、マット・デイモンのイメージアップ作品じゃね?

引用:YouTube

マット・デイモンといえば、「ボーンシリーズ」や「オーシャンズシリーズ」に出演した、ハリウッドを代表する名俳優ですが、近年彼の人気は低迷中。

というのも、ハリウッドでセクハラ問題の火種となった映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラを、陰でもみ消そうした事実が発覚。

しかも、「セクハラは時と場合によっては、女性の勘違いによって生まれることもある」とセクハラ男を擁護する発言をして大炎上。

そんな騒動の中で本作「ダウンサイズ」が公開されたわけですが、本作のマット・デイモンは人種の垣根を越えてアジア人と結ばれ、しかもいきなり慈善活動に走る善人キャラをノリノリで演じているんですよね。

それにラストも、自分の夢であった「直接的な人助け(医者)」という叶え成長するという、なんともお涙頂戴の演出で、ぼくは「少しやりすぎかなぁ。」と感じました。

どう考えても、この映画を公開することで騒動の火消しにかかっているし、イメージアップしようと必死な感じがまた見ていて苦しいんですよね。

ぼくは幼い頃からマット・デイモンが好きなのですが、本作とセクハラ騒動については擁護できないです。

もっと別の形でイメージアップを図ってくれたらと思いました。

 

本作の内容は実現する!?止められない環境問題

引用:YouTube

現実世界でも、一部の科学者や有権者の間では環境破壊の進行を遅めることはできても、止めることは不可能だと言われております。

しかも、これを提唱したのが、ノーベル平和賞を獲得した気象学の権威スーザン・ソロモン氏というのが驚き。

都市伝説とかの類ではなく、環境破壊による地球の滅亡を防ぐのは不可能だそうです。

とはいっても今すぐ世界が滅びるわけではなく、ドゥシャンが劇中で言っていたように「100年近く先の話」なので、進行を遅らせるためにもエコ活動は必要になってきます。

しかし、地球に住めなくなった人間はいずれ月や火星に移住すると言われており、偶然にもマット・デイモン主演の「エリジウム」のような世界になると言われています。

さて、本作ではダウンサイズをした者はみな、富豪になれると言われていましたが、実際は貧困街が存在し、貧しい生活を強いられている住人が数多くいました。

これを現実世界に置き換えると、もし月や火星に移住するとなったら、金銭面や社会的地位によってルールや優先順位が作られるはずです。

そのため、余裕をもって月に移住できた富裕層とギリギリの資産で月に移住できたは庶民層には格差が生まれ、下手したらお金のない貧困層は地球に取り残されていくでしょう。

そう、本作の世界観はあながち間違っておらず、地球の未来を現実的に描いていると言えるのです。

ただ、これだけ大真面目な展開を隠しておいて、ポップな雰囲気の予告だけを流すのは詐欺行為に近いし、どうなのよと思ったのが本音です。

なんか、いろいろと惜しい作品でした。

 

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