みなさんこんにちは。シタマチです。(下町バットマンから改名)な
最高でした。
ラスト21分の衝撃は一夜明けた今でも、しっかりと心と身体で覚えています。
館内の周りの大人達は嗚咽を漏らすほど泣き、興奮し、そして大きく手を叩いてリズムに乗る人までいて、最高の雰囲気のまま映画は終了しました。
例えるなら、本作は映画ではなく、クイーンのライブ中継ですね。
本作「ボヘミアン・ラプソディ」は是非、映画館で見て欲しいので今回は具体的なネタバレは控え、ぼくのクイーンと本作への想いを綴ったオピニオン形式の感想メインで紹介して行きます。
本当に心地が良くて最高の名作でした。
ここから一部ネタバレがあります。自己責任でお読みください。
目次
【感想】映画「ボヘミアン・ラプソディ」の作品概要
あらすじ
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。
クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。
「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。
引用:映画.com
キャスト・スタッフ紹介
- 制作国 アメリカ合衆国
- 公開年 2018年
- 上映時間 135分
- 配給 20世紀フォックス映画
- 監督 ブライアン・シンガー/デクスター・フレッチャー
- キャスト ラミ・マレック/グウィリム・リー/ベン・ハーディ/ジョセフ・マッゼロ/メアリー・オースティン
監督は「X-MEN」シリーズで知られるブライアン・シンガーと「イーグルジャンプ」のデクスター・フレッチャー
主人公のフレディ・マーキューリーを演じるのは、「ショート・ターム」にも出演したレミ・マレックです。
採点
評価基準
- S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
- A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
- B・・・・・まあ、普通。
- C・・・・・微妙。人にはオススメしない
- F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
採点 S
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で流れる楽曲

- 20th Century Fox Fanfare(20セイキ フォックス ファンファーレ)
- Somebody to Love(サムバディ トゥー ラブ)
- Doing All Right… Revisited(ドゥーイング オール ライト)
- Keep Yourself Alive(キープ ユア セルフ)
- Killer Queen(キラー クイーン)
- Fat Bottomed Girls(ファット ボトムド ガールズ)
- Bohemian Rhapsody(ボヘミアン ラプソディ)
- Now I’m Here(ナウ アイム ヒア)
- Crazy Little Thing Called Love(愛という名の欲望)
- Love of My Life(ラブ オブ マイ ライフ)
- We Will Rock You(ウィー ウィル ロック ユー)
- Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)
- I Want to Break Free(自由への旅立ち)
- Under Pressure(アンダー プレッシャー)
- Who Wants to Live Forever(リブ フォーエバー)
- Radio Ga Ga(レディオ・ガ・ガ)
- Ay-Oh(エーオー)
- Hammer to Fall(ハマー・トゥ・フォール)
- We Are the Champions(伝説のチャンピオン)
- Don’t Stop Me Now… Revisited(ドント ストップ ミー ナウ)
- The Show Must Go On(ショウ・マスト・ゴー・オン)
感想の前に!ぼくはクイーンが好きだ!
ぼくはクイーンが好きだ!
でも、知っている曲は有名な「Don’t Stop Me Now」とか「Killer Queen」とか、映画やテレビで流れる有名な曲だけ。
はたらからみたら、にわかファンでしかありませんが、好きな気持ちは古参ファンの方達に負けないくらいと自負しています。
いきなりの自分語りで申し訳ないですが、大学時代、学校に馴染めず不登校になり、将来やりたいこともなく、自律神経がバグった当時のぼくは、薄暗い部屋で深夜に一人でボッーとYouTubeを眺めていたのですが、そんな時、あなたのおすすめにクイーンの「I Was Born To Love You」が流れてきました。
そう言われば、ぼくが中学時代に日清カップヌードルのCMで替え歌が流れて、一時期ちょっとしたクイーンブームになったんですよ。
それがきっかけでフレディ・マーキューリーのパワーに魅了され、中高と学生時代は辛いことがあったら「Don’t Stop Me Now」を聞いて、思春期特有の鬱憤やイライラを晴らしていたなと。
そんな懐かしい気持ちに動かされ、動画を開いたのですが、久しぶりに見る、フレディ・マーキューリーの全生命をかけて必死に歌うその情熱的な姿に涙を流してしまったんですよね。
この、「I Was Born To Love You」の歌詞は愛する人のために歌った曲なんですけど、そんなことはどうでもよくて。
フレディ・マーキューリーのその神々しさと、自分の殻にこもったぼくを外の世界に連れ出してくれるような歌唱力、そして自分には無限の可能性があると思わせてくれるギターソロ、何もかもがセンセーショナルで、瞳孔を開き涙を流しながら何回も聞いたのを思い出します。
あれから、ぼくはありがたいことにライターという職業で独立することができました。
クイーンの楽曲は青春というよりかは、ぼくを外の世界に連れ出してくれた要因の1つで、今でも生きる活力を得たいときは「I Was Born To Love You」と「Don’t Stop Me Now」をエンドレスで聞いています。(もちろん今もね!)
初めてこのブログを訪れた人からしたら、知ったこっちゃない話だと思うけど、やっぱりクイーンへの想いは人一倍強いです。
ぼくはクイーンが好きだ!
この映画をみて、改めて確信しました。
【感想】映画「ボヘミアン・ラプソディ」の感想
全体の感想

いや、もうたまらなく良かった。
クイーン仕様の20世紀フォックスロゴから始まり、伝説のヴォーカル・フレディ・マーキューリーの生涯を軸に伝説のバンド・クイーンの栄華を描いた名作。
クイーンというバンドは花火のようで、美しく派手に始まるも、フレディ・マーキューリーの若すぎる死で、唐突にそして儚く終わりを迎える。
でも、クイーンの存在は永久不滅で、ファンの心にはもちろん、街灯やCMといった画面上の中で生き続け、未だに、ぼくのような若者にでさえ生きる活力を与え続けている。
本当に、美しく激しくて、そして見た者にエネルギーを与える、まるでフレディ・マーキューリーのパワーがそのまま乗り移ったかのような作品でした。
ぼくは、クイーンやフレディ・マーキューリーのパーソナルな情報を一切入れずに鑑賞したのですが、それが本当に良かった。
成功から転落、そしてフレディ・マーキューリーの最期の勇姿、何もかもが新鮮で本当に本当に楽しかったです。
名曲の誕生の裏側を惜しみなく紹介

本作にはクイーンの名曲が数多く出てきます。
とくに本作のタイトルでもある、「ボヘミアン・ラプソディ」のエピソードは中々胸熱もので、当時ロックとオペラを掛け合わせたような楽曲は珍しく、しかも6分という長尺のため、こんなものは売れないとバッシングの嵐。
しかし、クイーンは自分たちの才能を信じ、強引にこの曲を売り出し、大衆を味方につけ、一気にスターダムにのし上がっていきます。
本作ではクイーンの名作の誕生秘話を惜しみなく紹介していくのですが、その演出が秀逸で、いきなり楽曲を流すのでなく、演者がまず初めに鼻歌やちょっとしたリズムを刻むんですよ。
例えば、ギターのブライアン・メイが「観客を含め、みんなで歌える歌を作ろう!」と言い出し、足で2回ほど「タンタン」とリズムを刻んだ後、手を1回パンと叩くわけですよ。
「タンタンパン!タンタンパン!」
そこで、唐突な「We Wii Rock You」のライブ映像ですからね、ファンからしたらまったもんじゃないと。
こんな粋な演出があるとは知らなかったよねと(笑)
あと、当たり前ですけど観客は40~60代の大人の方ばかりだったのですが、みんなリズムとか鼻歌だけで何の曲か分かるから、イントロドンのようにみなまで聞かなくても、「おぉ!」と歓声を上げる館内の空気感も素敵でしたね。
そりゃあ、嬉しいわけですよ。
自分の青春の1ページでもある大好きな曲が、美しい映像と共に蘇ったわけで。
今思うと、なんでぼくはクイーンリアルタイム世代じゃないのかと、歯がゆい気持ちになりますね。
フレディの純粋で繊細な人柄に涙

そして、やっぱりフレディ・マーキューリーの生涯は涙なしでは見れなかった。
ペルシャ系インド人の移民として偏見をもたれながらイギリスで育ち、才能を開花させ音楽で成功するも、そこには常に孤独が付きまとっていて。
自分がゲイであることに嘘をつけず、想いつづけた婚約者が離れていっても、薬と同性愛から逃れることはできず。
そして、結果的にエイズとなってしまうフレディ・マーキューリー。
この映画をみると、フレディ・マーキューリーがいかに純粋で繊細だったかが、伝わってきました。
でも、あれだけ自分に正直に生きていたからこそ、あれほど素晴らしい楽曲をたくさん作り上げたわけで、彼のステージ上でのパフォーマンスは彼の人となりそのものだったんだなと、感慨深いものがあるんですよね。
それと、フレディがエイズを宣告されるシーンで、多くの大人たちが周りを気にせず泣きじゃくっていたんですけど、きっとあそこにいた大人達は自分の青春時代に帰っていたんだろうな。
クイーンに、フレディ・マーキューリーに魅了され、どんなに嫌なことがあっても、クイーンの楽曲を聞けば何もかもが吹っ飛んでいた。
でも、ある日大好きで自分の世界の中心にいた人がいきなりエイズに倒れてしまう。
きっと、ほとんどの観客はあの時だけ感覚が10~20代に戻って、当時テレビから流れる悲報を初めて聞いたのかのように涙を流していたんだと思います。
そう思うと、ぼくも涙が止まらなくなって、まるでリアルタイムのニュースのように悲しい気持ちが込み上げてきたんですよね。
これって本当にすごいことですよね。
フレディ・マーキューリーって何十年経っても、国境や年齢関係なく、人の心に生きつづけているわけですから。
ラスト21分!映画館はクイーンのライブ会場となった

そして、物語は伝説のラスト21分へと向かっていきます。
ちょび髭を生やし、タンクトップにジーパン、そしてサングラスをかけるラミ・マレックのその姿はフレディ・マーキューリーの生き写し。
誰もが、あのラストシーンで自分が今いるのは映画館ではなく、1985年のイギリス・ウェンブリースタジアムにいると思ったことでしょう。
それを象徴するかのように、「レディオ・ガ・ガ」が流れると、スクリーン内の観客と一緒に合わせて手を叩くお客さんも出現。
ちょうど50歳くらいのおじさんだったんですけど、きっと彼はこの曲のパワーに魅了され、映画館であることを忘れてしまったんだろうと思いつつも、その純粋なクイーン愛に微笑ましい気持ちになってしまいました。
そりゃ、平成の歌姫レディー・ガガも自分の名前の由来にするわな。
そして、ぼくもそんな雰囲気に感化され、「We Are The Champions」では、一緒に口ずさむと共に、ボロボロと泣いてしまいました。
学生時代から辛い時、自分を奮い立たせるために聞いていた曲だったんで、ついつい感極まってしまったんですよね。
ぼくの目の前には間違いなくフレディ・マーキューリーがいたし、大音量で流れるクイーンの楽曲はリアルタイムのライブの空気感と音質そのものでした。
最初から最後まで館内の雰囲気が心地よかった
今思うと、クイーンの楽曲って映画みたいですよね。
激しく始まって哀しく終わる。
クイーンの楽曲は転調の領域を超越していて、本当に映画のストーリーみたいにメロディーが上下するんですよね。。
それこそ、「ボヘミアン・ラプソディ」なんてそれを象徴したかのような楽曲ですし。
そして、最初から最期まで笑って、泣いて、歌ってみんなで一体となって楽しんだ館内の雰囲気がとてつもなく心地よかった。
それは、まるで幼い頃に実家でみんなでテレビで放映される映画を楽しんだように、館内の雰囲気はフレディ・マーキューリーが最期まで欲していた「家族」というワードそのものでした。
最後に、クイーンを、フレディ・マーキューリーを現代に甦らしてくれたキャスト・スタッフに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
制作に踏み切り、最高の形でクイーンを甦らしてくれてありがとうござます。
クイーンよ永遠に。
PS.エンドクレジットで、ぼくがクイーンの楽曲の中で1番聞いたであろう、「Don’t Stop Me Now」を流してくれてありがとう。
フレディ・マーキューリーよ永遠に。

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