【ネタバレ感想】「5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～」王道のスポ根映画！

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みなさんこんにちは。シタマチです。

涙腺崩壊の感動映画というよりかは、主人公が気合と根性で切りぬける、スポ根要素たっぷりの映画でした。

バチッと気合を入れたいときにもってこいの良作で、本作から多くの方が勇気をもらえると思います。

また、登場人物たちがみな魅力的で、とくに主人公と親友の友情には胸が熱くなりました。

ご都合主義な場面も多いですが、ラストのサプライズにはびっくりさせられましたね。

この記事では、

• 作品の概要
• 登場人物紹介
• ラストの展開
• ネタバレ感想

を紹介していきます。

 

 

 

 

「5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～」の作品概要

あらすじ

先天性の病気により95%の視覚を失ってしまったサリー。5つ星ホテルで働くという夢を実現させたいサリーは、無謀にも目が見えないことを隠して一流ホテルで見習いをスタートすることに成功する。周囲からの助けも借りながら、持ち前の明るさと機転を利かせ、サリーは次々とホテルの研修課題をクリアしていった。しかし、完璧かに思えた偽装計画は、ある女性との出会いによって、徐々にほころびが出るようになってしまう。

引用:映画.com

キャスト・スタッフ紹介

• 制作国 ドイツ
• 公開年 2018年
• 上映時間 111分
• 配給 キノフィルムズ
• 監督 マルク・ローテムント
• キャスト コスティア・ウルマン/ヤコブ・マッチェンツ/アンナ・マリア・ミューエ/ヨハン・フォン・ビューロー

 

採点

評価基準

採点 B

「5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～」の主要登場人物

サリヤ/コスティア・ウルマン

スリランカとドイツのハーフ。

高校卒業間際にして、視力の95%を失ってしまう。

しかし、ホテルマンになりたい夢を諦めきれず、障がいを隠してホテルの研修生として働いていくことに。

ホテルの厳しい研修や家庭のことで精神を病み、途中薬物で破滅しかける。

しかし、親友で同僚のマックスや家族の助けを借りて、最後は最終試験に合格し、恋人のラウラとも結ばれる。

 

マックス/ヤコブ・マッチェンツ

サリーの親友で同僚。

チャラ男だが、サリーの秘密を黙認し、彼を全力でサポートしていく。

実家が飲食店のため、料理やテーブルマナーに詳しい。

最後までサリーをサポートし続け、最後はサリーと共に試験に合格する。

 

ラウラ/アンナ・マリア・ミューエ

配達業者として働くシングルマザー。

サリーの猛アタックにより付き合うことになるが、サリーが障がいを隠していたことでトラブルが起き、一度は距離を置くことに。

しかし、最後はサリーと結ばれる。

 

ホテルマンを夢見ていた青年サリーは、先天性の病気により突如95%の視力を失ってしまう。

しかし、夢を諦めきれなかったサリーは、ウソをついて五つ星ホテルの研修に参加することに。

最初は慣れない激務に戸惑うも、同僚のマックスをはじめ、周りのサポートをうけ、なんとか研修をこなしていく。

また、配達業者としてホテルに出入りしていたラウラという女性に一目惚れし、猛アタックの末に結ばれていく。

障がいというハンデを抱えながらも、順風満帆な生活を送っていたサリーだったが、父親が不倫をして自国のスリランカに帰ってしまう。

サリーは残された母親と家のローンのために、掛け持ちでバイトをはじめるも、鬼教官で知られるクラインシュミットの研修に変更してから、生活は一変する。

慣れない仕事や研修に肉体、精神的に追い詰められていき、薬物に逃げてしまう。

また、ラウラとも障がいを隠していたことで喧嘩になり、自分から孤独になってしまいには事故を起こしてしまう。

しかし、それでも見捨てず、サポートしてくれる家族や同僚たちの優しさに触れたサリーは、夢を叶えるため再度ホテルの研修に参加する。

同僚マックスの手助けもあり、サリーはギリギリのところで研修試験に合格。

そして、ラウラとも仲直りし、マックスと2人でお店を開店するのであった。

 

【ネタバレ】「5パーセントの奇跡～嘘から始まる素敵な人生～」の感想

【全体の感想】王道スポ根映画！

感動というよりかは、「よし！今日から頑張ろう！」と気合の入るスポ根映画でしたね。

先天性の病気で突如、視力を95%失った主人公サリーが、挫折と成長をくり返して一流のホテルマンになるために努力していくといった内容。

また、ヨーロッパ圏の映画らしく、移民問題や人種ネタにも触れています。

ストーリーはありきたりだし、何かと都合の良い展開が続くけど、やっぱりハンデを持った人間がひたむきに頑張る様は、ついつい感情移入してしまうものです。

ぼくもゲームとパソコンのやり過ぎで、現在は視力が0.01ほどしかないので、主人公サリーの気持ちが何となく分かるんですよね。

それこそ、裸眼で外なんかでたら絶対怪我するし、住みなれた我が家の中でも、メガネが無かったらいろんな所に体をぶつけてしまいます。

劇中では何度か、「視力5%の世界」のボヤけた映像が映し出されますが、極度に視力が落ちると、本当にあんな感じでボヤけていて、ずっと外にいろと言われたら恐怖で発狂すると思います。

もちろん、ホテルで働くなんかもっての他で、「すげーなぁ」と応援している自分がいました。

「障がい者だからといって、夢を諦めたくない！」というセリフは痺れましたね。

ただ、品行方正で真面目キャラの主人公が、挫折を味わった時に薬物に逃げるたのは冷めましたね。

ドイツはベルリンだけ大麻が合法だから、日本よりも薬物が手に入りやすいんだろうけど、スポ根という内容と主人公のキャラを考えたら、もっと違う方向で挫折してほしかったです。

 

登場人物がみんな魅力的でほっこりできた

引用:映画.com

ぼくは内容よりも、本作に登場するキャラクター達に好感がもてましたね。

主人公サリーの親友で同僚のチャラ男マックスは特に魅力的でした。

研修中なのに女を口説いてSEXしちゃうチャラ男なのに、サリーの視力の秘密を黙認し、陰でサポートしていくというイケメンぶり。

夜遅くまでサリーの練習に付き合い、実家の飲食店まで貸して、テーブルマナーを教えるという優男ぶり。

しまいにサリーが薬物で破滅しても、「やっぱ、俺がいなきゃダメだろ？」とかいって、こっそり見舞いにきて助けの手を差し伸べるし、ついでにサリーの姉ちゃんをナンパするわで、もうこいつ最高かよとなりました。

サリーはマックスがいなかったら、もっと早い段階で研修生をクビになっていたことでしょう。

物語的にも個人的にも、マックスの存在はかなり大きかったです。

あとは、鬼教官のクラインシュミットも印象深かったですね。

普段はアホみたいに厳しくて、サリーが逆ギレしても突き放していたのに、最後の最後にサリーを認め、助けてくれるシーンはほっこりできましたね。

あんだけ厳しかったのに、ラストのあの笑顔はずるいだろ。

というか、ヒロインにしろ、他のホテルの研修生にしろ、基本的にみんな良い人過ぎる。

ドイツ人は日本人と似ていて真面目で親切と聞くけど、ちょっと脚色が行き過ぎたかなという感想を抱きました。

 

ラストでサプライズ！本作は実話でした！

ラストに、「サリヤ・カハヴァッテのアイデアと協力に感謝する」という字幕と共に、サリーを演じたコスティア・ウルマンとサリーご本人のツーショットが映し出されます。

ぼくは、予備知識を極力入れないで鑑賞するタイプなので、純粋にびっくりしました。

ほぼ全盲の人間が、真実を隠して五つ星ホテルで働くなんて、通常は不可能なのでフィクションと思っていたんですけど、まさか実話をもとにしているとは。

まあ、かなり脚色はされているんだろうけど、真実は小説よりも奇なりですね。

人間の神秘的パワーとポテンシャルに拍手です。

 

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