みなさんこんにちは。下町バットマンです。
トム・クルーズ主演の「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」を鑑賞してきました。
本作は小説原作の作品で、2012年に公開された「アウトロー」の続編。
今回は、「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」の感想を紹介していきます。
※この記事では「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」のネタバレをしているので自己責任でお読みください。
目次
前作「アウトロー」の簡単なおさらい
あらすじ
米ペンシルバニア州ピッツバーグの郊外で、白昼に6発の銃弾が放たれ5人が射殺される事件が発生。元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕されるが、かつて米軍で秘密捜査官を務めていたリーチャーは事件の不審な点に気づき、真相をあぶりだしていく。
http://eiga.com/movie/57490/
- 監督クリストファー・マッカリー
- キャスト トム・クルーズ、ロザムンド・パイク
- 上映時間 130分
トム・クルーズといえば、優秀な仲間に囲まれ世界各国を飛び回り、ハッキングから格闘術までなんでもこなす華やかな役柄が多い印象。
しかし、本作では自分の足をつかって地道な捜査をしたり、基本一人で行動するなど大スタートム・クルーズとはかけ離れた地味な役柄を演じています。
評価は低いですが、ぼく的にはこういった地味なトムもありだなと思っており、本作はデヴィッド・フィンチャー監督作品のようなシリアスなサスペンスアクション作品になっています。
トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーは、元陸軍憲兵隊で犯罪捜査官として働いていましたが、現在はアメリカ全土を旅する放浪者という設定。
正義のためならどんな手段も選ばないアウトローで、彼には以下のような信条があります。
アウトロー7カ条
- 職には就かない(陸軍憲兵隊の捜査官だったが、除隊後は全米を放浪)。
- 住居は持たない(徒歩やヒッチハイク、バスで移動し、流れ着いた街の安宿を転々)。
- 身分や居所を明かす物は持たない(携帯電話・免許証、クレジットカードなどは持たない)。
- 人とは絶対につながらない(恋人・家族・友人など面倒な人間関係は必要なし。女も一夜限り)。
- 証拠は信じない(警察はまったく信用せず、証拠も信じない)。
- 法律は関係ない(自分に絶対的な自信を持ち、己が定めたルールこそが法)。
- 悪は決して許さない(悪を見過ごすことができず、正義のためには手段を選ばない)。
実写映画では多少の脚色があるものの、このような一匹オオカミなアウトロー「ジャック・リーチャー」をトム・クルーズが演じています。
原作では身長2m体重100㎏という設定で、当初はラッセル・クロウがジャック・リーチャーを演じる予定だったそうですが、プロデュ―サーや原作者の意向で最終的にはトム・クルーズに落ち着いたそうです。
前作との繋がりはないので、「アウトロー」は鑑賞しなくても問題ありません。
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」あらすじ、キャスト紹介、採点
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」あらすじ、キャスト紹介
あらすじ
元アメリカ軍のエリート秘密捜査官ジャック・リーチャーは、現在はたったひとりで街から街へと放浪の旅を続けている。ある日、ケンカ騒ぎの末に保安官に連行されそうになったリーチャーは、この騒動が何者かによって仕組まれたものだと気づく。元同僚のターナー少佐に会うため軍を訪れると、ターナーはスパイ容疑をかけられ逮捕されていた。ターナーを救い出したリーチャーは、軍内部に不審な動きがあることを知り、真相を探り出そうとするが……。
http://eiga.com/movie/85170/
- 監督 エドワード・ズウィック
- キャスト トム・クルーズ、コビー・スマルダース
- 上映時間 118分
採点
評価基準
- S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
- A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
- B・・・・・まあ、普通。
- C・・・・・微妙。人にはオススメしない
- F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
採点 C
こんな人にはおすすめできません
- 前作「アウトロー」以上のものを期待している方
- ハードボイルドアクションを楽しみたい方
- トム・クル―ズが気に食わない方
「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」ネタバレ注意
ハリウッドスターの代名詞トム・クルーズ
画像引用:http://eiga.com/movie/85170/gallery/2/
トム・クルーズというと前述したように知力体力共に優れ、それでいて紳士的で華やかな役柄を演じることが多く、いい意味でも悪い意味でもハリウッドスターの代名詞的存在です。
そんなトムが正義のためなら手段を選ばず、真顔で悪人をフルボッコにし、尚且つ大スターのかれには似つかわしくない地味な演出が目立つため、前作の「アウトロー」はファンの間では様々な物議を醸しだしました。
かれが悪役を演じて話題になった映画「コラテラル」もそうですが、大スターのイメージを払拭し、やりたい放題やっているジャック・リーチャーこと鬼畜トム・クルーズはぼく的には悪くない。むしろ最高だとおもっています。
悪の教典の伊藤英明しかり、普段は世間が好む正統派な主人公を演じている俳優さんが、人を殺しまくったり容赦ない暴力をふるうからこそ、そのキャラクターに良い味がでると思うんですよね。
残念な結果になった続編
そんなわけで今回も一匹オオカミで容赦ないアウトローなトム様を拝みにいったのですが、いざ蓋を開けてみたらなんてことでしょう。
やっすい親子愛がテーマの大衆を意識した残念な続編に仕上がっていました。
本作の簡単なあらすじは、陸軍と謎の犯罪組織の陰謀に巻き込まれ、指名手配犯となったジャック・リーチャー(トム・クルーズ)と元同僚のターナー少佐(コビー・スマルダース)の逃亡劇をメインに物語が進んでいくのですが、そこになぜかリーチャーの隠し子とおもわれる謎の少女サム(ダニカ・ヤロシュ)も加わってくるというもの。
この少女の存在がまあ邪魔で彼女が加わったことによって、仲のいい家族が旅行気分でついでに犯罪組織の陰謀を暴いてやっかみたいなノリになっています。
なんで警察から手配されているのに、家族仲良く三人で呑気にショッピングを楽しんでいられるのでしょうか?
なんで謎の犯罪組織に命を狙われているのに、ハンバーガーショップでセットメニューを頼む余裕があるのでしょうか?
せっかく、本シリーズで無法者を演じて「何を演じてもトム・クルーズ」という世間の意見を掻き消そうとしているのに、娘だといい張るわけのわからん小娘を学校に入れようとしたり、無駄に説教をしたりと、いつものトムというかプライベートのパパ・クルーズにしか見えないんですよね。(スリちゃん元気?)
しかも最終的にはこの少女は縁もゆかりもない赤の他人だということが発覚。
もう、1人で「新婚さんいらっしゃい」の桂文枝状態ですよ。幸い映画館の椅子は固定されているのでズッコケはしませんでしたが。
いやー、前作同様せめてかたわらにサポーターの美女を置いておくだけ。
あとはシリアスでハードボイルドな雰囲気を醸しだした孤独のジャック・リーチャーをみたかったのに、「宇宙戦争」よりもクサい親子愛を延々と見せつけられてエンドロールを迎えてしまいました。
監督の頭には、ファンの喜ぶ顔よりもいらぬ数字やドル紙幣がチラついてしまったんだろうなぁ。
良かったのはアクションとヒロインの…….。
アクションは良かったですよ。リーチャーが黙々と悪い奴らを叩きのめす様はみていて楽しい。
ボーンシリーズのようなアクションが好きな方はある程度は楽しめるかと。
あとはヒロインの胸ですかね。細身なのに巨乳という。
なんか前作のロザムンド・パイクもそうだったんですけど、このシリーズのヒロインって男勝りで尚且つ胸ばっか強調してくるんですよね。
でも孤独を好むジャック・リーチャーはどんなに色気がある女性にも発情せず、触りもしない徹底ぶり。本作でもそれだけは守っていました。(実際、相当我慢してんだろうなぁww)
まあ、こんなもんですかね。あ、プリズン・ブレイクファンには嬉しいあの人がちょこっと出ています。
ほんのにちょこっとなんで期待しないでください。
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