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【ネタバレ感想】「怪物はささやく」ビジュアルは良いけど難解な映画!作品解説も

                          

 

みなさんこんにちは。下町バットマンです。

ダークファンタジーというだけあって、ビジュアルは素晴らしかったですが、肝心の内容が難解で純粋に面白いとは言えませんでした。

子役の演技や映像が美しいだけに、もったいない作品です。

 

ネタバレ全開の感想記事です。自己責任でお読みください。

 

「怪物はささやく」の作品概要

あらすじ

裏窓から教会の墓地が見える家で難病の母と暮らしている少年コナー。ある晩、彼の前に怪物が現われ、これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。

引用:映画.com

 

キャスト・スタッフ紹介

  • 制作国 アメリカ・スペイン合作
  • 公開年 2017年
  • 上映時間 109分
  • 配給 GAGA
  • 監督 J・A・バナ
  • 脚本 パトリック・ネス
  • キャスト ルイス・マクドゥーガル/フェリシティ・ジョーンズ/リーアム・ニーソン/̪シガニー・ウィーバー/トビー・ケベル

 

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 B

 
こんな人におすすめ!
 
  • ダークファンタジーが好きな方
  • 子供が主人公の作品が好きな方
  • 美しいCGアニメーションが好きな方
 

「怪物はささやく」の主要登場人物

コナー/ルイス・マクドゥーガル

本作の主人公。

難病を抱えた母親と二人でくらしており、学校ではいじめられている。

ある日いきなり木の怪物と出会う。

 

母親/フェリシティ・ジョーンズ

コナーの母親。難病を抱えてている。

美大に通っていたため絵が得意。

コナーが絵がうまいなのは彼女の血を引いたため。

 

祖母/シガ二ー・ウィーバー

コナーの祖母。

生真面目でヒステリックな性格のため、コナーから嫌われている。

 

父親/ドビー・ケベル

コナーの父親。

母親とは離婚しており、現在はLAで別の家庭をもっている。

 

怪物/リーアム・ニーソン

ポスター/スチール 写真 アクリルフォトスタンド入り A4 パターン7 怪物はささやく 光沢プリント

コナーの家から見えるイチイの木が化けた怪物。

コナーに真実を喋らせようとする。

 

 

「怪物はささやく」のラストまでの展開・結末

ラストまでの展開

主人公のコナーは難病を抱える母親と二人で暮らしていた。しかし、コナーは学校でいじめられており、また母親の病状も良くなく、常に精神は不安定。そんな環境のせいもあって、コナーは崩れゆく世界の中で母親が死んでしまうという悪夢を毎晩12:07に見ていた。

ある日コナーが家で唯一の趣味でもあるスケッチをしていると、いきなり地震が起こる。時計を見ると12:07で、不審に思っていると家の窓から見える樹齢1000年以上のイチイの木がいきなり怪物に変身し、コナーの前に現れる。

いきなりの出来事に戸惑うコナーだったが、木の怪物は彼に「これから3つの物語を話す。そして、3つの物語を話し終わったらお前の真実を話せ」と言い放ち、その日はどこかへ消えてしまった。

数日後、母親の病状が悪化してしまったので、コナーの祖母が家に訪れる。そして母親はこれから入退院を繰り返すことになるので、しばらくは祖母と二人で過ごすことを聞かされたコナーだったが、彼は生真面目でヒステリックな祖母が大嫌いだった。

その夜、12:07にコナーの前に再び怪物が現れる。コナーは祖母を追い返すよう怪物に頼むが、怪物は1つ目の物語「黒の王妃と若き王子」をはなし、姿を消す。

それからまた数日後。母親と離婚し今はLAで別の家庭をもっているコナーの父親が訪れる。久しぶりの父との再会に喜んだコナーは父親と一緒に遊園地に行き、幸せな時を過ごすのであった。

帰り道、コナーは父親と暮らしたいことを伝えるが、父親には妻と子供がいるので無理だということことが分かり、ふてくされて嫌いな祖母の待つ家へと帰る。そして、フラストレーションがたまったコナーは家中の家具を破壊し、祖母から呆れられてしまうのであった。

母親の病状はさらに悪化してしまうのだが、イチイの木の成分を使った新薬で治療することになり、コナーは怪物を呼び出して母親が治るのか聞き出す。怪物は最善を尽くすことを誓い、その場で2つ目の物語「薬師の秘薬」を話し、また忽然と消えてしまうのであった。

それから数日後。コナーはいつものごとくいじめっ子達から悪質ないじめをうけていたのだが、そこに怪物が現れる、3つ目の物語「透明人間の男」の話を聞かされる。

その話と怪物の言葉に触発されたコナーは、いじめっ子のリーダーをボコボコにし、病院送りにしてしまう。退学は免れたものの、コナーは周りの人間達から距離を置かれてしまうのであった。

母親の病状は一向に悪くなるばかりで、遂に新薬も効かないとことが判明する。その事実を知ったコナーは怒りに身を任せ、母親の病気を治すことに最善を尽くすという約束を破った怪物の元へと向かうのであった。

 

結末

コナーは木の怪物が眠る、イチイの木の下へ来ていた。彼が大声で怪物を呼び出すと、イチイの木が怪物に変身し「4つ目の話である、お前の真実を話せ」と迫ってくる。

コナーは何のことだかさっぱりわからず、痺れを切らして帰ろうとしたのだが、後ろにはなぜか元気だったころの母親の姿が。そしてそれと同時に周りの地形が崩壊しかける。コナーは毎晩自分が見ていた悪夢が目の前で起こっていることに驚愕する。

しかし、悪夢通り崩壊してゆく世界で母親が大きな穴に落ちそうになってしまったところを助けに行くコナー。何とか手を掴むことに成功するが、そう長くは持たない。そして怪物はコナーに真実を話すよう何度も叫びかける。

我慢の限界に達したコナーは叫ぶ「本当は終わらせたかったんだ!」コナーは母親にずっと生きて欲しいと思っていながらも、母親の最期を見ることが辛くこれ以上苦しむのは嫌だと自分の心情を吐露したのだ。

そして気づいたらそこはいつもの世界で、怪物はコナーの言葉に納得し彼を優しく包み眠るよう促す。数時間後、コナーはイチイの木の下で眠っているところを祖母に発見される。そしてそのまま2人は最期を迎えようとしている母親の元へと向かうのであった。

車内では気まづい雰囲気がながれながらも、祖母とコナーはお互いに思っていたことを言い合い、和解する。そして、病院についたコナーは母親に最後の別れを告げるのであった。

後日、コナーは祖母から母親が昔使っていたスケッチブックを受け取る。そこには綺麗な絵がたくさん描かれていた。しかし、ページをめくっていくと怪物が話してくれた物語に関する絵が描かれていることに気づく。

そして、最後のページには怪物と小さな少女が仲良く遊ぶ姿が描かれていた。

 

【ネタバレ】「怪物はささやく」の感想

内容が難解でよく分からなかった

嫌いではない、むしろダークテイストな脚本と幻想的でファンタジーなビジュルアは自分好みで楽しめたのですが、とてつもなく理解に苦しむ映画でした。

ぼくの理解力がないのか、作り手の配慮がないのかはわかりませんが、「伏線全部回収した?」と謎を多くて残したまま終わりを迎えるので、消化不良といったかんじ。

年に200本以上は映画を見ているのですが、ここまで難解な作品は久しぶりでしたよ。

というか、「もっとヒントと答えをよこせよ...」苛立ったのも事実で、多分原作小説を読んでいるといないとでは、理解の深さが変わってくるんでしょうね。

もう、そんなまどろっこしい作り方しないで、もう少し分かりやすい脚本にしてほしかったし、それか入場者プレゼントで原作小説を配れよと思いました。

 

またまた現れた天才子役!ルイス・マクドゥーガルの演技がすごかった...

怪物はささやく 感想

引用:公式サイト

雑な伏線回収には怒りを感じたものの、主役のコナーを演じたルイス・マクドゥーガルの演技には圧倒されましたね。

なんでも1000人のオーディションから激戦された子役らしく、常に怒りと悲しみを抱えた孤独な少年という難しい役どころを見事演じきっています。

日本の俳優は「怒り」を上手に表現できる人が少ないんですけど、ハリウッドの俳優さんは子役も含め、「怒り」の表現がとにかく上手いんですよね。

観ている側もスッと感情移入できるし。

ニューヨークポストは本作を「少年の心に潜む葛藤を、見事にあぶり出している。子供だけでなく大人にも捧げられた傑作」と絶賛していましたが、本当にその通りで、大人がみても少年の苦悩と勇気に共感し、泣き出してしまうでしょう。

実際に、ぼくが見た回のお客さんは大人ばかりだったのですが、いろんなとこらからすすり泣く声が聞こえてきました。

ぼく自身は脚本が難解すぎて引いてたのですが、大の大人をボロ泣きにさせるルイス君の演技は本当に圧巻。

そういった意味では、主人公の「心の叫び」に共感できるかできないかで、感動の度合いは変わってくるでしょう。

 

絵画のような美しいビジュアル

怪物はささやく 感想

引用:公式サイト

ダークファンタジーというだけあって視覚的な部分も素晴らしかったです。

とくに怪物が少年に物語を聞かせるシーンでは、巨人のナレーションとCGアニメーションを多用しており、とにかく綺麗でしたね。

それ以外にも細かな色遣いや、主人公が住んでいる街の雰囲気がダークな本作の雰囲気とすごくマッチしていて、作り手の細かな工夫を感じとることがでしました。

ビジュルア面に関しては本当に申し分ないです。

ダークファンタジーという言葉がぴったりの作品なので、ファンタジー好きはビジュルアだけでも1800円分の満足ができるはずですよ。

 

【ネタバレ】「怪物はささやく」の作品解説

いじめっ子ハリーとコナーの奇妙な関係

劇中で散々コナーをいじめていたハリーとその仲間たち。

しかし、彼は普通のいじめっ子と違って、どこかコナーを気にかけているようにも見えました。(授業中なんどもコナーをみたり)

また、ハリーの「こいつ(コナー)を殴っていいのは俺だけだ。こいつと同意してるからな」と言っていたように、ハリーとコナーの関係は普通のいじめっ子といじめられっ子の関係性ではないことが伺えます。

実は原作小説にはコナーの幼馴染で「リリー」というキャラクターが出てきます。

リリーはコナーと昔から仲良しだったのですが、母親の病気が原因で2人は喧嘩をしてしまい、距離を置く場面があります。

また、ハリーといういじめっ子も出てくるのですが、小説のハリーは純粋ないじめっ子。

このことから、映画に出てきたハリーは小説のリリーとハリーが合体したオリジナルキャラクターだったのではないかと推測できます。

だから、本編のハリーはコナーをどこか気遣いつつ、いつもいじめていたのでしょう。

 

 

まとめ

いま、冷静になって考えてもやはり難解な作品でしたね。

本作の理解を深めたい方は、こちらの原作小説を参考にしてみてください。

 

 

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