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学生制作映画イベント!「アイ・ミー(Im ME) 私は私」感想!

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みなさんこんにちは。シタマチです。(下町バットマンから改名)

今回は、今日参加してきた、学生制作映画イベント「アイ・ミー(Im ME) 私は私」の感想を紹介していきます。

こちらのイベントは、東京・恵比寿にあるバンタン・デザイン研究所という映像系の専門学校が主催した映画のイベントで、そこに通う生徒たちが制作した4つのショートムービーが上映されていきます。

ぼくの知人二人が監督・脚本として作品を出品していたので、参加してきました。

お金を払って鑑賞したので、正直な感想を紹介していきます。

また、完全な身内ネタ記事となっているのでご了承を。

 

「アイ・ミー(Im ME) 私は私」の感想

エントリーNo.1 「ふたり、よがり」

監督・脚本 山本敦貴

 

願いを叶えることができるようになった主人公が、同級生で歌手として成功している女の子に片思いしたことで巻き起こる、ファンタジーチックなラブロマンス。

ストーリーは良かったです。

冴えない主人公が、売れっ子歌手でみんなから愛されている女の子に片想いを寄せる。

そして、なんでも願いが叶う能力を身につけ、願わなぬ夢が叶い、両思いとなってその子と同棲を始めていく。

どこかファンタジーチックであり、ラストに物悲しい展開を添えたのも好印象。

クリストファー・ノーラン監督作品のように、唐突に暗転する終わり方も僕好みです。

ただ、セリフが平凡すぎた。

とくに主人公とヒロインが2人で同棲を始めた場面は、もうちょっとラブロマンス色を出してほしかったし、冒険して欲しかった。

棒読みで世間話されても、観客は困惑するだけです。

それと、ウケを狙ったエフェクトも作風とあっておらず、やるならとことんコメディ要素を追加してほしかったです。

そして、主人公を演じた俳優さんの演技が残念だった。

ああいった気弱なキャラクターは、のび太くんのようにどこか愛着を持たせないとイライラさせられるだけなんですよね。

大人のお姉さんがよく口にする「本当あの人はダメな男だけど、どこか放っておけないのよね」的な愛着です。

そんな愛着があるからこそ観客は主人公に感情移入ができ、そして主人公の喜怒哀楽を一緒に楽しむことができるわけですよ。

ただ、役者さんの演技が残念なため童貞臭しかせず、イライラが積もっていきました。

ストーリーはかなり良かったので、あとはセリフとキャスティングさえどうにかすれば、かなり化ける作品だと感じました。

 

エントリーNo.2 「サンズ。」

監督・脚本 原千尋

 

集団自殺を図った少女たちがあの世とこの世の狭間でワチャワチャする映画。

1番わけが分からなかったです。

導入は「この子の七つのお祝いに」や「呪怨」のようなJホラー特有の妖しさを醸し出しているものの、そこから脚本が崩壊していきます。

「ホラーを描きたいのか?」

「コメディ路線で行きたいのか?」

「少女達の友情を描きたいのか?」

「若者の死生観を問う哲学的な作品にしたいのか?」

どこに着地したいのかがまったく分からず、すべての観客が置いてけぼりにされました。

無駄な口紅の伏線がまたアホらしく、しかもその意味も観客に全く伝わらないので、「???」の連続でした。

あとは制作費の関係もあると思うんですけど、小道具がチープすぎる。

風船を使って天国を表現するって「お母さんといっしょ」じゃないんだから、大人は興ざめしますよ。

あそこは純粋にそこらへんの河川敷をロケーションにして、現実路線で三途の河を表現すればよかったと思います。

あと、処女喪失のくだりは完全に無駄でしたね。

キノコの小道具も普通に寒かったです。

 

エントリーNo.3 「ROOM(ルーム)」

監督・脚本 有馬祐樹

 

密室劇で繰り広げられていく、謎の組織の陰謀を描いたミステリー風味のワンシチュエーション作品。

こちらも物語の骨格はいいものの、途中からグダグダになっていきます。

時間制限を設け、画面の右下にデジタル時計のような数字を映し出す演出はよかったものの、その演出がまったく生かしきれていないのが残念でした。

中身も、結局謎の組織のしょうもない仲間割れを描いているだけで、セリフに工夫はなく、ラストもなんだそれという展開。

そもそも、リーダー格はあんだけメンバーを入念に調べあげていたのに、メンバーの関係性(実は姉妹だった)をまったく把握仕切れていないってどういうことよ。

大どんでん返しなのに、そのラストの脚本部分に穴があるのはダメだと思います。

ただ、演技はまだ良くて、とくにショートカットの女性は見た目も表現の仕方も僕好みでした。

それと、ジャンプカットを生かした「ロゴタイトル」の演出も良かったです。

 

エントリーNo.4 「filter(フィルター)」

監督・脚本 鈴木亘

 

家庭に問題を抱えた2人の高校生の葛藤と成長を描いたドラマ作品。

アメリカニューシネマを彷彿とさせる、アンビバレンス(相反する感情を同時に持つこと)な儚さをまとった良作でした。

若者の葛藤と成長をシリアスな雰囲気で描きながらも、どこか希望を匂わせる展開で締めくくる。

主人公の成長過程を、20分という短尺でうまくまとめたのは凄いと思います。

役者陣の演技も自然体で、監督がうまく俳優の良さを引き出せていました。

劇中の節々で出てくる、映画愛を感じさせるセリフや演出も遊びがきいていて、微笑ましいものがありましたね。

序盤の河川敷での引きの画も、青春の一瞬をうまく切り取っていて、監督の人柄とこれまでの人生を垣間見ることができました。

もちろん気になった点もいくつかあって、まずは序盤の主人公の家庭崩壊を描いたシーン。

あそこはもっと単純な見せ方でもよかったかと。

あんだけ強引な父親なのに、食事の途中で外出しようとする息子を一切引き止めないのは矛盾があるなと。

それこそ、家の中で鬱気味の母親を徘徊させて、父親は家庭を顧みないという設定の方が、わかりやすいなと感じました。

また、ヒロインの家庭環境も直接的な描写はなくても、「近親相姦」という設定のほうがよりショッキングで、ラストの開放感がより素晴らしいものになっていたと思います。(ここは完全にぼくの好み)

まあ、アル中父親の演技が残念というのもありますが。

ただ、全体にみたら面白かったし、役者の演技もツッコミどころが少なく、眠気も吹っ飛ぶ儚さでした。

ぼくは1番よかったと思います。

 

まとめ

今回のイベントに携わった関係者の皆様、まずは「お疲れ様でした」

一人エンドロールに自分の私情をねじ込んだ輩がいましたが、今回学生が制作する映画をみて学ぶべき点はいくつもありました。

みなさんの努力を、このブログ運営に生かしていきたいと思います。

それではまたどこかで。

 

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