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奪うではなく与える復讐劇「ザ・ギフト」【感想・考察】 【完全ネタバレ】

2016/12/06

                          

 

みなさんこんにちは。下町バットマンです。

今回は試写会で鑑賞してきた映画「ザ・ギフト」の感想を紹介していきます。

最高に胸糞でありながら、見る人によってはスカッとする不思議な作品でした。

しかし、低予算でありながらも映画史に残るレベルの脚本と衝撃のラストが待ち受けています。

完全なネタバレをしているので、自己責任でお読みください。

 

「ザ・ギフト」あらすじ、キャスト紹介、採点

あらすじ、キャスト

あらすじ

新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。

  • 監督 ジョエル・エドガ―トン
  • キャスト ジョエル・エドガートン、ジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホール
  • 上映時間 108分

 

 

採点

評価基準

  • S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
  • A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
  • B・・・・・まあ、普通。
  • C・・・・・微妙。人にはオススメしない
  • F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!

採点 S

 

 

こんな人におすすめ!
  • 良質なサイコスリラーを堪能したい方
  • 後味の悪い映画が大好きな方
  • 復讐劇が大好きな方

 

 

 

「ザ・ギフト」感想【ネタバレあり】

今年映画館でみた作品の中だったら、間違いなくベスト3に入るであろう良作。

最高に「後味が悪い」作品でサスペンス好きはもちろん、

ぼくのように劇中で誰か1人は死なないと納得できないひねくれ者に強くオススメします。

ただ、「血の流れないミステリー」と言われているように、誰も死にません。

そこが本作のミソです。

 

復讐者ゴードを演じるジョエル・エドガートンの怪演

サイモン夫妻は転職を機に夫サイモン(ジェイソン・ベイトマン)の故郷である、カリフォルニア州の閑静な住宅街に引っ越してきます。

妻のロビン(レベッカ・ホール)はフリーのデザイナーをやりながらも、仕事熱心なサイモンを尊敬し、日々幸せな生活を送っていました。

夫婦2人が新居のために地元の家具店を訪れると謎の男性に話しかけられます。

サイモンは最初この男性が誰か分からず戸惑っていましたが、話していくうちに彼が高校時代の同級生であるゴードだと気づきます。

そこからサイモン夫妻とゴードの付き合いが始まっていくが....というのがおおまかなあらすじ。

 

 

「久しぶりに地元に帰ってきたら、そこまで仲良くなかった同級生に話しかけられた」

「しかも、そいつは執拗にプレゼントを送ってきたり何度も自宅を訪ねてくる」

「そして、その行動はエスカレートしていき、しまいには大きな事件へと変貌していく」

この身近にありそうな恐怖をえがいているのが、「ザ・ギフト」です。

本作で長編作品の監督デビューを果たしたジョエル・エドガートンがゴード役を演じています。

実はエドガートンは撮影直前までは他のだれかにゴード役を頼もうとしたそうですが、この役は自分にしかできないと思い監督と兼任することを決めたそうです。

そのエドガートンのカンは見事に的中しており、彼以外がゴード役を演じていたらまた違った評価になっていたでしょう。

ゴードは終始不穏な雰囲気を醸しだしており、登場シーンやセリフが少ないのも相まって、サイモン夫妻はもちろん、見ているこちらも不安になってくるほど気持ち悪るいです。

目なんかも完全いっちゃってて、「こいつやばいな」ってのが一目でわかるんですよ。

たまにいるじゃないですか。普段はニコニコしていたり物静かなのに、ちょっとしたことでいきなり激怒して怒鳴り散らしてくる人。

もう、周りもみんな引いちゃって。

エドガ―トンはそんな身近にいそうな危険な人物を見事に演じており、大袈裟すぎず、地味すぎず、ほどよい気味の悪さを身にまとったキャラクターに仕上がっています。

 

Jホラーのようなカメラワーク

カメラワークも見事で、

「遠くからこちらを見つめるゴードをわざとぼかして撮ったり」

「画面の隅っこからヌッと人が現れたり」

日本のホラーを彷彿とさせる映像手法は素晴らしかったですね。

本作には「パラノーマル・アクティビティ」や「インシディアス」のプロデューサーを務めたジェイソン・ブラムが参加しているのですが、低予算で面白い作品を数多く作ってきただけあって、お金がないながらも創意工夫された演出が光っていました。

 

自分がされた嫌なことは死ぬまで忘れない

初めに結論をいうと、この作品は「過去の過ち」をテーマにしています。

サイモンは学生時代、スクールカーストの頂点にいた男で生徒会長を務めるほど周りから支持され尊敬されていました。

ただ、表向きは優等生だったサイモンですが、実は陰湿ないじめっこで、彼の標的になっていたのがゴードだったのです。

サイモンは「ゴードが男に犯されていた」とホラをふき、彼は周りからゲイ扱いされることに。

また、小さな町だったこともありすぐにウワサは広まり、それがきっかけでゴードは実の父親に虐待を受けていたのです。

サイモンのなんもないホラ話でゴードは周りからゲイといじめられ、実の父にも虐待を受け、学校を辞めざるえない状況に。

ひどい仕打ちをうけたゴードはサイモンをずっと覚えていて、家具屋でサイモンとバッタリ再開したことで彼の復讐の火種がついてしまったのです。

 

いじめの境界線ってどこからかわかりませんよね。

例えばあからさまな暴力や無視はいじめと認定されやすいですが、ちょっとした暴力や暴言だったら相手も苦笑いせざるを得ないので「イジリ」という名目で許される部分があります。

また、いじめを見て見ぬ振りする傍観者はいじめっ子の部類にはいらないと言い切れるのでしょうか?

ぼくはどちらかというといじめもいじめられもしない傍観者の立場でしたが、まれに強烈な「いじり」の被害にあうことはありました。

たぶん、中学時代にぼくのことを強烈にいじり倒した彼らはもう、覚えていないでしょう。

恨んではいませんが、大勢の前でぼくの家庭環境についていじられて、恥をかいた記憶があります。

今となっては遠い昔のことなので恨んではいませんが(いや、まだ根に持ってるかも)、当時はとにかく自分の知られたくない家庭環境をバラされたので憎かったです。

時が経つにつれ憎しみは消えても自分がされた嫌なことは死ぬまで覚えているものですよ。

 

「ザ・ギフト」衝撃のラストの展開

復讐劇というと復讐対象者の家族をころしたりと相手の大切なものを"奪う"のが一般的ですが、ゴードはタイトルのとおり、復讐の対象であるサイモンにいろんなものを"与えて"復讐を完遂させていきます。

ワインからはじまってガラスクリーナーや鯉など、たくさんの贈り物をしていきます。

サイモン側の立場から見たら本当に気味がわるい。昔自分がいじめていた相手から様々なものをプレゼントされるわけですからね。

毒でも入っているんじゃないかと心配になるわけです。

そして、ゴードはサイモン夫妻にとびきりのギフトを贈ります。

実は、妻のロビンは引っ越してくる前に一度小さな命をお腹に宿したものの、流産が原因で我が子を無くしていました。

それ以来子宝にまったく恵まれず、そのせいで妻のロビンは精神安定剤に手を出すようになっていたのです。

もうお分かりの方もいるかもしれませんが、ゴードはサイモン夫妻が最も望む「子供」をプレゼントしたのです。

ゴードは常にロビンを外から見張っていたどころか、いつでも進入できるようにサイモン夫妻の家の合鍵も作っていました。

ある日、サイモンが仕事で家を空けている時、いつも通り自宅で仕事をしていたロビンは薬と疲労の影響で気絶をしてしまいます。

そして、ここぞとばかりにゴードは合鍵を使って進入し、復讐の仇であるサイモンの愛する妻ロビンをベットに運んでいきます。

その先はどうなったかは分かりませんが、ここまでの一部始終をDVDに収め、サイモンにプレゼントするゴード。

妻が病院で抱いている赤ちゃんはだれの子なのか?

そんな不安と疑問を投げ掛け物語は幕を閉じます。

 

奪うのではなく与える復讐劇

"奪う"のではなく"与える"復讐劇

もし、生まれた赤ちゃんがサイモンではなくゴードの子供だったら、その遺伝子と憎しみはずっとサイモンにまとわりつくわけです。

ぼくはこの斬新な復讐劇に快感を覚えました。

本作をみて、ゴードのようにいじめられていた側の人間はスカッとするとおもいます。

逆にサイモンのようにいじめていた側は恐怖を覚えるでしょう。

あなたは人をいじめたことがありますか?

もしあるなら、いじめられていた側はあなたがしたことを一生忘れませんよ。

 

 

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