「シークレット・オブ・モンスター」【感想】 恐ろしいほど美しい少年の反抗期

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みなさんこんにちは。下町バットマンです。

少女のような美少年が主人公ということで、公開前からなにかと話題だった「シークレット・オブ・モンスター」

さっそく鑑賞してきたので、ネタバレなしの感想を紹介していきたいとおもいます。

 

「シークレット・オブ・モンスター」あらすじ、キャスト紹介、採点

「シークレット・オブ・モンスター」あらすじ、キャスト紹介

あらすじ

1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城など、その不可解な言動の数々に両親は頭を悩ます日々。その周囲の心配をよそに、彼の性格は次第に恐ろしいほど歪み始める―。そして、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の怪物がうめき声を上げる―。20世紀が生んだ最悪の怪物=”独裁者”生誕の謎に迫る至高の心理ミステリー。

引用：https://filmarks.com/movies/69052

• 監督 ブラディ・コーベット
• キャスト ベレ二ス・べジョ、ロバート・パティンソン、トム・スウィ―ト
• 上映時間 116分

 

採点

評価基準

採点 B

 

 

こんな人におすすめ！

 

「シークレット・オブ・モンスター」感想 【ネタバレなし】

美少年好き、もしくは変態のための映画

画像引用：http://eiga.com/movie/85295/gallery/

本作はのちに独裁者(架空の)となる主人公プレスコットの幼少期を、約120分で描いた心理ミステリー。

舞台が1918年のフランスの田舎町ということもあり、全体敵に静かな作品になっています。

悪くいえば物語の強弱が少なく、またバイオリンを基調とした滅入るほどの陰鬱な音楽のおかげで、大袈裟なはなし、体調が悪いときにみたら吐くかもしれません。

さて、この作品を見にいく人は相当なミステリー好き。もしくは、美少年好きのショタコンかの2択だと思います。

上映する劇場の数も少ないですし、ハリウッド大作でもないですからね。

はじめにいっておくと、ぼくはノンケです。

女性にしか興味がありません。

かといって、別にショタコンの人を否定しているわけではありません。

人はそれぞれ独自の性癖をもっているもので、ぼくにも人様にいえないような性癖があります。

しかし。

ノンケのぼくでも、主人公プレスコットの美しすぎる風貌と佇まいに、芽生えてはいけないはずの感情を抱きそうになりました。

そのため、元から美しい男の子が大好きな殿方や貴婦人にとっては、夢のような作品に仕上がっています。

 

恐ろしいほど美しい少年プレスコット

画像引用：http://eiga.com/movie/85295/gallery/12/

今回、皆さんのお目当でもある主人公のプレスコットを演じるのはトム・スウィート君。

少女と見間違える美しい美少年です。

浮世離れした美しさと表現している人がいましたが本当そのとおりで、絵画からそのままでてきたような美貌をもっています。

日本の子役が何百人と束になってかかっても、彼の魅力に勝ることは未来永劫ないでしょう。

トム君は本作が映画デビューだそうですが、そんなものはどうでもいいです。

彼の魅力はその見た目と、背筋がゾクッとするアンニュイな表情。

後に独裁者となる資質を兼ね備えた少年という役柄がピンポイントで伝わってくる、悪魔的な顔をみしてくれます。

「8 Mile」で主演を演じたラッパーのエミネムもそうでしたが、芝居の素人を使ったほうが変な浅知恵がないので、新鮮味があってバッチリハマることがあるんですよね。

 

シークレットオブモンスターはさ、どのシーンも素敵な予感しかしないんだよ よく見るこの画像とかかなりヤバイからね？ わかる？ この身体つき 大変◎ 楽しみすぎて気が狂いそうです pic.twitter.com/QoeNCCOdrw

— 鬼塚ニョロ👻 (@nyororonpa) 2016年11月11日

プレスコットは頭が良くて、それでいて子供にしては成熟しているという一面をもっています。

そのため、母親、家庭教師、家政婦といった大人の女性の胸に興味津々。

ここらへんの描写がとにかくエロティックで、あの美少年が服の上から透けた大人の女性の乳首をみて、ハァハァいっているわけです。

これを芸術ととるか性的なものと捉えるかはあなた次第ですが、後者はもうたまんなくなってトイレに駆け込んでもおかしくないと思います。

この作品が120分ではなく160分くらいの長尺だったら、ぼくは席を離れていたかもしれません。(意味深)

 

正直、ミステリー映画としてはそこまで

陰鬱とした音楽や美少年の風貌はいいものの、ミステリー映画としてはべつに特色はないかと。

予告編のような禍々しさはそこまでなく、淡々と主人公プレスコットの反抗期を描いているだけです。

反抗期といっても人に石を投げたり、家庭教師の胸を触ってみたり、部屋に閉じこもったり。

あの癇癪を除けば、ジャイアンでもやっているような可愛いものばかり。

序盤にもいいましたが物語の強弱が少なく、非常に地味な映画になっています。

それとちょくちょく第一世界大戦の映像や、当時の欧州諸国の緊張状態を表した政治的なセリフが飛び交うので、世界史の知識があるとより楽しめかるかと。

 

１つ言えることは美少年好き、もしくはショタコンは映画館へ急行しましょう。

あなた達の求めるものがそこにあります。