みなさんこんにちは。下町バットマンです。
キャストが豪華すぎて話題になった「素晴らしきかな、人生」を鑑賞してきました。
正直、めちゃくちゃ面白かったです。
「ありきたりなクリスマスムービーだろ?」と舐めていましたが、とんでもない。
整合性のとれた脚本にオシャレなニューヨークの街、そしてウィル・スミスの名演技を堪能できる作品でした。
ラストはきちんとしたサプライズもあって、最初から最後まで楽しませてもらいました。
この記事では、
- 作品の概要
- 登場人物紹介
- ラストの展開
- ネタバレ感想
を紹介していきます。
ネタバレ全開の感想記事です。自己責任でお読みください。
目次
「素晴らしきかな、人生」の作品概要
あらすじ
ニューヨークの広告代理店で成功を収め、華やかな生活を送っていたハワードだったが、最愛の人を失ったことで大きな喪失感を抱く。完全に人生を見失ってしまったハワードを同僚たちも心配していたが、そんなある時、ハワードの前に年代も性別も異なる3人の奇妙な舞台俳優たちが現れる。彼らとの出会いにより、ハワードの人生に徐々に変化が起こっていく。
引用:映画.com
キャスト・スタッフ紹介
- 制作国 アメリカ合衆国
- 公開年 2017年2月25日
- 上映時間 97分
- 配給 ワーナー・ブラザーズ映画
- 原題 Collateral Beauty
- 監督 デヴィッド・フランケル
- キャスト ウィル・スミス/エドワード・ノートン/キーラ・ナイトレイ/マイケル・ペーニャ/ナオミ・ハリス/ジェイコブ・ラティモア/ケイト・ウィンスレット/ヘレン・ミレン
監督は世界中の女性が絶賛した「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル。
また、主演を務めるのは「メン・イン・ブラックシリーズ」のJで知られるウィル・スミス。劇場で彼をみるのは久しぶりです。
他にも、「タイタニック」で有名なケイト・ウィンスレット、「パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ」でヒロインを演じたキーラ・ナイトレイ、「ファイト・クラブ」のエドワード・ノートン、「007/スペクター」のナオミ・ハリス、そしてアカデミー賞女優のヘレン・ミレンも出演しています。
あ、あと最近名脇役の地位を確立しつつあるマイケル・ペーニャと注目若手俳優ジェイコブ・ラティモアも忘れてはいけませんね。
まあ、キャストに関してはめちゃくちゃ豪華。このメンツだったら、アベンジャーズもいけるかと。
採点
評価基準
- S・・・・・これぞ後世に語り継がれていく名作!!DVDも買う!
- A・・・・・素晴らしかったです。DVDでたら借ります。
- B・・・・・まあ、普通。
- C・・・・・微妙。人にはオススメしない
- F・・・・・ふざけんな!金返せ!!!
採点 A
こんな人におすすめ!
- デートムービーを探している方
- ウィル・スミスが好きな方
- ニューヨークに憧れている方
「素晴らしきかな、人生」の主要登場人物
ハワード/ウィル・スミス
画像引用:映画.com
本作の主人公。
広告代理店の社長として成功をおさめていたが、愛する娘を失くして自分の殻に閉じこもっている。
ホイット/エドワード・ノートン
画像引用:映画.com
ハワードの会社のナンバー2。株式の40%を保有している。
相当な女好きで、浮気が原因で妻と離婚。
一人娘からも嫌われている。
クレア/ケイト・ウィンスレット
画像引用:映画.com
ハワードの会社の重役。
面倒見がよく、非常に優秀。
生涯独身を貫こうとしているが、子供が欲しくてたまらない。
サイモン/マイケル・ペーニャ
ハワードの会社の重役。
大病を患っているが、それを妻に隠している。
マデリン/ナオミ・ハリス
画像引用:映画.com
ハワードの前妻。娘が死んでしまったためにハワードと離婚。
しかし、最後は復縁する。
ブリジット/ヘレン・ミレン
画像引用:映画.com
ハワードを立ち直らせるためにホイット達が雇った舞台役者のリーダー。
手紙の内容の「死」を担当した。
エイミー/キーラ・ナイトレイ
画像引用:映画.com
ハワードを立ち直らせるためにホイット達が雇った舞台役者の一人。
手紙の内容の「愛」を担当。
ラフィ/ジェイコブ・ラティモア
ハワードを立ち直らせるためにホイット達が雇った舞台役者の一人
手紙の内容の「時間」を担当
「素晴らしきかな、人生」のラストまでの展開・結末
ラストまでのあらすじ
主人公ハワードは失意の底にいた。彼は広告代理店の社長として成功したものの、愛する娘を亡くしたために心を閉ざし、自分の殻にこもっていたのだ。そのため、彼は毎日ドミノを作っては倒すという生活を送っていた。
↓
しかし、ハワードの存在で成り立っていた会社は経営困難に陥っていた。この状況を打破するには、他社から買収してもらい、会社を立て直すしかない。重役のホイットを筆頭に泣く泣く会社の権利を他社に売ろうとするが、社長のハワードはうんともすんとも言わない状況だった。会社の株主はハワードのため、彼がサインをしないと買収ができないのだ。
↓
このままではハワードどころか、自分たちの生活も危うい。そこで重役のホイット、クレア、サイモンはとある作戦を考える。それは、探偵を雇いハワードを24時間監視。そして、彼が経営できる精神状態ではない証拠を集め役員会に提出。ハワードには社長を辞めてもらい、ホイットが社長に就任し、買収手続きをして会社を存続するというものだった。(ホイット達=ハワードの部下)
↓
早速探偵を雇ってハワードを監視するホイット達だったが、そこであることに気づく。実はハワードは死、愛、時間というタイトルで手紙を書き、ほぼ毎日ポストに投稿。しかし、宛先を書いていないため、どこにも届かないといった奇行を繰り返していたのだ。
↓
ホイットはこれを利用して、ハワードの異常な精神状態を証明、そして彼を救うことができないかと考える。ある日、ホイットは会社の面接に来ていた舞台女優のエイミーと出会うことになる。そして、彼女の紹介で、舞台俳優仲間のブリジットとラフィとも出会う。(ブリジット達=舞台役者)
↓
そこでホイットはある作戦を考える。それは手紙の内容を擬人化し、ハワードの前に現れ彼と対話。セラピスト代わりに彼と話すと同時に、この映像を撮影。そして編集してハワードが異常であるという証拠になるビデオを作成するというものだった。
↓
ホイットは舞台役者達を雇う。ブリジットは死。エイミーは愛。ラフィは時間となってハワードの前に現れ、彼と対話していく。最初はとり合わなかったハワードも、徐々に手紙の内容が擬人化したと勘違いしだすようになり、自分の本音をぶちまけるようになる。
↓
一方ハワードは、子供を亡くした親達が集まるグループセラピーにも顔を出すようになっていた。そこでハワードは同じく娘を亡くして苦しんでいたとマデリンと出会い、彼女だけに徐々に心を開いていくように。
↓
ハワードへの作戦はうまくいき、証拠のビデオを製作できた上に、ハワードは徐々に周囲に心を開くようになる。しかし、ホイットは娘との確執、サイモンは病との戦いなど、ハワード以外の人間もそ個々の問題に悩まされていた。
ラストの展開・結末
ハワードはブリジット達やマデリンとの出会いで、徐々に周囲に対して心を開くようになっていた。
しかし、そうはいっても会社の経営は危ない状況。そこでホイット達は探偵が撮影したブリジット達との会話をうまく編集し、ハワードが街中で1人で会話して暴れているビデオを作成し、それを役員会に提出。
ついに役員会に呼ばれてしまったハワードは、役員達から例のビデオについて問われる。しかし、何も答えないハワード。そこで痺れを切らしたホイット達は探偵を雇って監視していたことをハワードに告げる。
しかし、怒るどころか驚きもしないハワード。実はハワードはホイット達が探偵を雇っていたことに気づいていたのだ。(ブリジット達を雇っていたことには気づいてない)
そしてハワードは、会社放っておいた詫びと、感謝の気持ちをホイット達に告げ、買収の書類にサインしたのであった。
また、サイモンは今まで隠していた病気のことを妻に告げ、またホイットも娘との仲を修復。そして、ブリジット達に報酬を渡し、計画を終了させた。
ハワードはマデリンの家にいた。彼女はハワードに死んだ娘の名前を聞く。しかし、答えないハワード。するとテレビ画面にはなぜか愛する娘とのホームビデオが映し出されていた。
実はマデリンはハワードの前妻で、今まであえて他人のふりをして接することで、お互い徐々に関係を修復していたのだ。
耐えられなくなり、泣きながら娘の名前と病名を何度も繰り返すハワード。彼が娘の死を受け止め、自分の殻を破った瞬間だった。
ある日、ハワードは関係を修復したマデリンと公園で幸せそうに歩いていた。ふと、遠くを見つめるとそこには、ブリジット達の姿が。
ハワードは彼らを見て微笑み、またブリジット達も幸せそうなハワードをみて微笑むのであった。
【ネタバレ】感想「素晴らしきかな、人生」
脚本がステキすぎた
いやー、「ラ・ラ・ランド」の勢いが凄すぎて完全に影に埋もれているけど、名作なのは確か。
存分に楽しませてもらいました。
正直、鑑賞するまでは、「どうせアカデミー賞を意識した作品なんだろうな…。」と嫌悪感を抱いていたのですが、蓋を開けてみたら、とにかく脚本がステキすぎて。
前途したように、本作はブリジット(ヘレン・ミレン)が「死」エイミー(キーラ・ナイトレイ)が「愛」ラフィ(ジェイコブ・ラティモア)が「時間」といったように、舞台役者達がハワードが書いた手紙の内容に化け、彼を説得。ハワードに現実と向き合ってもらうという内容。
概念や感情の擬人化というものは、様々な映画やドラマ、アニメで多用される設定。
俗に言う、「悪魔の自分と天使の自分」ってやつですかね。
だれもが一度は見たことがあるプロットだと思います。
本作はそのプロットを上手く活用して、舞台役者達ががハワードの前に現れ、彼を立ち直らせるためにセラピスト的な役割を行っていきます。
この対話のシーンがとてもステキで、ファンタジックでありながらも、1つ1つのセリフがガツンと心に響くわけです。
登場人物たちが広告代理店や役者など、みな言葉を操る職業という設定も配慮したのでしょう。
一つ一つのセリフにセンスと重みを感じました。
また、
- ホイット(エドワード・ノートン)→娘との確執
- サイモン(マイケル・ペーニャ)→病との戦いと妻への告白
- クレア(ケイト・ウィンスレット)→家庭を持ちたい
といったように、いくつかのサイドストーリーが並行して進んでいきます。
これだけの名優達を集め、なおかつ様々な方向に進んでいくストーリーなのに、全く複雑ではなく、しかもどの役者にもきちんと見せ場があるんですよ。
正直、最初は不安でした。
「おいおい、こんなに豪華キャスト集めて大丈夫か。どーせ誰かしらの見せ場が全くないんだろと」
しかし、そんな不安は不毛でしたね。
約90分という短い上映時間ですべての伏線を回収し、登場人物全員にスポットライトが当たっている。
これだけバランスの良い、整合性のとれた脚本は珍しいですよ。本当に。
ウィル・スミスの演技力に驚愕!?
ウィル・スミスってあんなに繊細な演技ができるんですね。
ぼくの中の彼は、「メン・イン・ブラック」のイメージが強すぎて、グラサンかけてアホみたいに手を叩きながら大爆笑しているイメージしかなかったんですよね。
けど、本作でほとんどセリフが無い分、表情だけで演技をしている場面が多々あって、しかもきちんと感情移入ができる。
「空虚、怠惰、喪失感、哀しみ、怒り」
愛する人を失くした人間が抱くであろう感情を、本作のウィル・スミスは繊細に丁寧に、表情一つだけで全てを表現していましたからね。
これは相当役作りに時間をかけたんだろうなぁという印象。
「コンカッション」の時同様、オスカーへの意気込みが伝わってきました。
あ、それとハワードの前妻役でナオミ・ハリスが出てくるんですけど、彼女も限られた時間内できちんと存在感を出していました。
ふとした表情、ふとしたセリフに無駄がなくて、非常に好感がもてましたね。
女子必見!クリスマスのオシャレなニューヨークの街並み
画像引用:映画.com
本作の舞台はクリスマスのニューヨーク。
「観光PR用のVTRか!」ってくらいニューヨークの様々な風景や街並みがたくさん出てきて、ちょっと笑いそうになりました。
でも、やっぱニューヨークっておしゃれですよね。正直寒いところ苦手なんで今までいきたいとはあまり思わなかったけど、ちょっと興味湧いてきましたもん。
上空から写したビル群やマンハッタン橋。さりげなく映るクリスマス仕様の街並みや雑貨店。そして、ロードバイクで市内を駆け巡るハワード。
クリスマスムービーってのはわかってたけど、ここまでオシャレな映画とは思いませんでした。
ちなみに、本作の衣装はプラダやグッチ、トム・フォードなどのハイブランドを使っているそうです。
ほとんどの女性は本作をみて例の如く「年末はニューヨークに行こ!」って言い出すでしょうし、デートムービーとして本作を選べば、鑑賞後彼女との会話に困らないと思います。
ここら辺のカメラワークや演出は、さすが「プラダを着た悪魔」を撮った監督が製作しただけあるなという印象。
こころ踊るオシャレなクリスマスのニューヨークの街並みを観るだけでも、お金を払う価値はありますよ。
【最後に】エンディングも良かったよ
エンディングもよかったです。
本作の主題歌は、OneRepublicの「Let’s Hurt Tonight」という楽曲。
この曲のおかげで、しんみりと映画の余韻に浸ることができました。
曲自体もそこまで長くないので、「トイレしたいけど、エンドロールは最後までみたい派」の人も慌てず最後まで楽しめるかと思います。
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